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華の皇宮物語 皇太子の初恋

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書籍紹介

大人気中華ファンタジー最新刊!

香蓮の娘・白蓮は、皇太子虎龍の旅に随行することに。二人は色恋なんかより馬や狩りが大好き。一緒にいるだけで楽しくて、共に過ごす時間も増えていく。そんな仲を引き裂こうとする宦官の陰謀が! 淫らな薬を盛られ誘惑を受ける虎龍。陰謀に気づき駆けつける白蓮。他の人なんていや――愛しているのはたった一人。恋に気づいた二人の夜は……!? 大人気中華宮廷ファンタジー!

ジャンル:
ファンタジー | アラブ・中東風
キャラ属性:
| 王子・王族・貴族
シチュエーション:
媚薬 | 玉の輿・身分差
登場人物紹介

黄白蓮

馬や弓が大好きなおてんば少女。父の命で都の女大学を受けることに……。

皇太子(虎龍)

元気で野性的な性格の皇子。恋愛に興味はなかったけれど……。

黄勇飛

近衛隊で皇太子の警護を務める武官。

黄鈴花

芸術院の舞姫。勇飛が好き。

明幽明

謎の拳法の達人。

立ち読み

「『女大学』を受けるといい」
 その朝、白家の朝食の席で、主の白勇波は、娘の白蓮に向かって命じていた。
 椿県に広大な牧草地を持つ勇波は、元は宮中近衛隊の武官だった。帝の三十五番目の皇子ではあったが、何と帝の正妃に選ばれた遜香蓮を攫うという、大それたことをしでかしたので、宮中を退き、今は大牧場の主となっている。
 妻となった香蓮は、元々が長男として育てられた男勝りだ。生家はやはり大牧場を経営しているので、勇波の妻として申し分のない相手だったが、子供のことに関してだけは、夫婦の意見は相容れなかった。
「そんな……遠くの都に行かせることもないでしょ」
 香蓮はこの話になると、吊り上がり気味の大きな目を、さらに吊り上げる。すると勇波は、主の威厳を示そうと、逞しい胸をますます反らせた。
「長男の勇飛は、近衛隊に入って、立派にやっている。立派な男に成長したじゃないか」
「あの子は、どこにいても、何をやっても、立派にやってのけるんです。あなたの生真面目なところを、十分に受け継いでますから」
「そうだな。そして白蓮は、奥様の気性の荒いところをそのまま受け継いで、とんでもないお転婆だ。もう婚姻の話が来てもいい年頃なのに、牧童に混じって馬に乗ってばかりいるじゃないか」
「それのどこがいけないんです? ちゃんと書も読み、綺麗な字も書けます。するべきことはやってるんですから」
 やり合う二人の顔を交互に見比べながら、白蓮はほうっとため息を吐いた。
 父の勇波が食事を開始しなければ、口を付けてはいけない決まりになっている。目の前には鶏ガラで出汁をとった熱々の粥と、小麦を練って揚げたのが湯気を立てていた。白蓮のお腹は、さっきからグーグー鳴っているのに、この調子ではまだ食べられそうにない。
 長身の両親の間に挟まっていると、白蓮の小柄さが目立つ。祖母に当たる、勇波の母の小波に似てしまったようだ。
 小波は『椿県』の中でも、百年に一人の美貌と謳われた美女だ。耀飛帝の妃となったが、小波以上の妃はないと思ったのか、耀飛帝は退位して、小波と二人で隠居してしまった。
 そんな美しい祖母に似ているのに、白蓮は自分の顔も体も気に入らない。母のようにすらりと背が高かったらと思う。ついでに胸も、こんなにむくむくと大きくならなくてもいいと思った。
 弓を引くのに胸が邪魔になる。それに走ると揺れるのが嫌で、母直伝の布の縛り方で押さえつけているくらいだ。
「旦那様、奥様、せっかくの料理が冷めます。とりあえず、お食事をなさってから、続きをなさってください」
 使用人頭のユウヤンが、白蓮のために助け船を出してくれた。
「う、うむ、それでは朝食にしよう」
 勇波がそう言うと、ユウヤンの妻であり、子供達にとっては乳母であるミンミンが、それぞれの器に粥をよそい始めた。
 仲のいい勇波夫婦には、今はここにいない長男の勇飛を筆頭に、二男の勇颯、長女の白蓮、三男の勇隼と四人の子供がいる。香蓮の家系は女系家族なのに、どうしたことか女の子は白蓮しか授からなかった。
 その白蓮が母に似て男勝りとなっては、さすがに勇波も心配になってきたのだろう。
「いただきます」
 白蓮は兄や弟に負けない勢いで食べ始める。それを見て、勇波の額に深い皺が寄った。
「せっかく愛らしい娘を授かったというのに、これではまるで男ばかりいるようだ。ここに年頃の娘がいないのもいけない。見本となるような娘がいるにはいるが、陽春の娘の鈴花も、ついに今年から『宮中芸舞省』の『芸術院』に入ったというじゃないか」

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