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書籍紹介

大富豪と伯爵令嬢、官能ラブロマンス

初めての舞踏会で惹かれ合ったラファエルとエリザベス。二年後、借金返済を迫る実業家と没落した伯爵家の令嬢として二人は再会。返済代わりに出された条件は一夜だけ妻になること。家を守るため勇気を振り絞り彼の元へ。優しい愛撫に燃えるような官能を感じたエリザベスは、二年前から彼を求めていたことに気づく。そして囁かれた言葉――「君は僕の妻になる。一夜だけでなく永遠に」

ジャンル:
西洋 | ヴィクトリアン
キャラ属性:
| クール
シチュエーション:
玉の輿・身分差 | 新婚 | 政略結婚
登場人物紹介

エリザベス

没落したクレメイン伯爵家の令嬢。芯の強い性格で家を守るために身体を……。

ラファエル

貿易を中心に多くの事業で成功を収めた実業家。貴族嫌いで多くの貴族を破滅させているという噂。

立ち読み

「美しい……。完璧な身体だ」
ラファエルの声は掠れていた。褒められているのは確かだが、できればそんなにじろじろと見てほしくない。いっそ、これが夢であればいい。何もかもただの悪夢であったらいいのだ。
兄の借金も、伯爵家の破産も、ラファエルの一夜の妻になるという約束もすべて事実でなければいい。
ラファエルの視線に晒されていることが苦痛だった。夫でもない相手に生まれたままの姿を晒している。一種の契約とはいえ、エリザベスはたまらなかった。
「もう……見ないで」
「今夜だけ、君は僕の妻だ。君のすべてを見る権利がある」
そうかもしれない。けれども、やはり耐えられない。彼の視線は焼けつくような熱さを伴っていて、見つめられていると、何故だか全身がムズムズとしてくる。これから何をされるのか不安でならないはずなのに、そんな自分が変だと思った。
ラファエルはゆっくりと自分のシャツのボタンを外し始めた。
「何……するの?」
「君だけ裸なのは不公平というものだろう?」
彼は自分も脱ぐつもりなのだ。もしかして、裸になるつもりなのだろうか。エリザベスはそう思って、ふと喉がカラカラになっていることに気がついた。さっき勧められたワインを飲んでおくべきだったかもしれない。
ラファエルはシャツを脱いだ。彼の裸の上半身が現れる。男性のそんな姿を目にするのは初めてで、鼓動が速くなってくる。自分の身体とはずいぶん違う。見るのが怖いのに、目が離せない。
「ベス……」
ラファエルは自分の身体を見つめるエリザベスの視線に気づいていた。不意に、彼は覆いかぶさってきて、彼女の頬を両手で包んだ。彼の顔があまりにも近くにある。しかも、自分の胸の先端は彼の硬い筋肉に覆われた胸板と触れ合っている。
このまま抱き締められたら、どうなるのかしら……。
自分の頭に過ぎるものが不安なのか、それとも期待なのか、もう判らない。けれども、このままじっと顔を見つめられているのは嫌だった。早く次の行動に移ってほしい。キスしたいなら、すればいいのだ。抱き締めたいなら、そうすればいい。とにかく、このままじっとしているのはつらい。
エリザベスは乾いた唇を湿らそうと自分の舌で舐めた。それが合図になったかのように、ラファエルはそのまま自分の唇を彼女の唇へと重ね合わせる。その途端、エリザベスの身体に衝撃が走った。
彼は強引にエリザベスの口の中に舌を侵入させてきた。防御するすべもなく、彼女は二度目のキスを受け入れる。彼の舌が自分の舌に絡んできて、思わず身を震わせた。
こうなることは判っていた。だから、キスなんてしてほしくなかったのに。
どう弁解しても、彼に触れられたり、キスされると、自分の身体が変化してしまう。今だって、下腹部がとても熱くなってしまっている。絡めた舌が蕩けるように感じられて、気がつくと、エリザベスは鼻に抜けるような甘い声を出していた。
ラファエルはそれに応えるように、彼女をきつく抱き締めた。二人の身体が重なっている。自分の胸が彼の硬い胸に押しつけられていた。
ふと、彼女は彼の鼓動の速さに気がついた。エリザベス自身の鼓動と同じくらいのリズムを刻んでいる。彼は余裕たっぷりに振る舞っていても、決して冷静ではないのだ。
彼女はその事実に混乱していた。それと同時に、胸の内に何か湧き上がるものがあって、その何かは彼女を高揚させていた。
無意識の内に、エリザベスは彼の腕に触れていた。
自分の身体とはまったく違う感触だった。もっと触れてみてもいいだろうか。彼がこんなに身勝手に自分の身体を抱き締めて、好きにしているのだから、こちらだって触れてみるくらい構わないだろう。
彼は夫でもないのに……。
馴れ馴れしすぎるという考えが頭を過ぎる。しかし、どうしても触れてみたくてたまらない。エリザベスは彼の背中にそっと触れて、撫でてみる。滑らかな肌だった。贅肉なんてまるでない。筋肉のありかがはっきりと判るような身体つきだった。
心臓の音がもっと大きくなったような気がする。いや、そんなことはあり得ない。けれども、否定してみても、自分の気分が彼に触れる前と変わっていることは間違いなかった。
触れてみたらそれで満足できると思ったのに、不思議なことに、逆に何かを求める気持ちが強くなる。自分は一体、何を求めているのだろう。判らないが、とにかく彼にもっと近づきたいという欲求が大きくなってくる。
エリザベスは衝動に突き動かされて、自分から彼に舌を絡めてしまう。この身体の震えはきっと彼のせいだ。彼が触れ、キスするからいけないのだ。身体が燃えるように熱くてたまらないのも、彼のせいに違いない。
ラファエルがやっと唇を離した。深い青の瞳がエリザベスの唇を見て、それから目を見つめてくる。エリザベスははっとして、彼と視線を合わせた。彼の眼差しに自分がからめとられたような気がした。
彼はさっと視線を逸らし、無言のまま、エリザベスの喉に唇を当てた。確か彼はエリザベスの身体にキスをすると言っていた。こんなふうに彼の好きなところに唇を這わせられるのだろうか。
今、ラファエルはエリザベスの身体を好きにできる権利を持っている。今夜だけ、彼は夫なのだから。
神の前で誓ったわけではないが、今夜だけは仕方がない。そういう契約なのだ。エリザベスはふと胸に過ぎった罪悪感を封じ込めるためにそう考えた。
そうだ。これは悪いことではない。兄と自分自身のために、身を投げ出している。それだけのことだ。好きでこんなことをしているわけじゃない。
必死でそう考えるものの、ラファエルの唇が素肌をさ迷う間、エリザベスは何度も身体を震わせた。最初は裸を見られるのも怖かった。触れられるのも、キスをされるのも怖かったが、今の彼女の頭の中に恐怖はない。熱情の渦に巻き込まれたみたいに、ただ彼のキスを身体全体で感じているだけだった。
ラファエルの手が彼女の胸に触れた。乳房を丸く撫で、それから指でピンク色の頂を弄る。直に触れられたことなど今まで一度もない。彼女はかすかな喘ぎ声を洩らした。もちろん、そんな声を出したくはなかったが、唇から勝手に出てしまったのだ。
ラファエルは顔を上げて、彼女の顔を見つめる。その口元には嘲りのような笑みが浮かんでいた。エリザベスはさっと顔を赤らめて、彼から目を背け、唇を引き結ぶ。もう、淫らな声など決して出したくない。
それでも、さっきから敏感になっている乳首がまた反応している。彼の指に触れられただけで、そこが硬く尖ってくる。それが自分の気分によるものだということは、まったく経験のないエリザベスにも判っていた。
「ん……っ」
声を出すまいと頑張っていたが、吐息が洩れる。それが恥ずかしいのに、もう止められなくなっていた。
身体がじんと痺れてくる。下腹部が熱くて、下半身に力が入らなくなっている。ただ目を閉じて、じっと横たわっていれば、すぐ済むものではなかったのだろうか。どうしてラファエルはこんな不思議な気持ちにさせるのだろう。
さっさと終わらせてほしい。そう思いつつも、彼の優しい手つきによる愛撫やキスを望む気持ちもあった。もっとしてほしいとも思ってしまう。それが自分自身に対する裏切りのような気もして、エリザベスは自分の反応をどう解釈していいか判らなかった。
ラファエルは両方の乳首にまるで所有者か何かのようにキスをして、それから平らな腹部にも唇を這わせていく。胸にキスされるより恥ずかしくないと思ったのは、たったの一瞬だった。彼の手が腰に触れたのに気づき、心臓が飛び出しそうになるくらい驚いた。
彼はどこまでキスをするつもりだろう……。
まさか本当に身体全部にキスをするわけではないと思っていた。ただのたとえに過ぎないのだろうと。
でも、もし本気だったら……?
そうだったとしても、彼女に拒絶する権利はない。彼は今夜だけは夫だ。ベッドで彼女を好きにする権利があった。
けれども、やはり怖い。これからされることも……そして、自分がそれによって、どう変わってしまうのかも。

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