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囲われ
王子様の独占愛

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書籍紹介

「今すぐ、ここであなたが欲しい」

身に覚えのない罪で王宮に呼び出された町娘リディ。美術好きの王子シリルに気に入られ、裸婦画モデルの指名が。ドレスを脱がされ火照る身体。熱い視線に恥じらっていると強引に唇を奪われ、純潔まで――。「君の身体をずっとひとりじめしたい」情熱的になる愛撫。気づけば昼も夜も放埒に責められる日々に。リディを囲い、片時も離さない王子の執着愛はやがて熱烈なプロポーズへ!
ジャンル:
ファンタジー | 西洋
キャラ属性:
王子・王族・貴族
シチュエーション:
玉の輿・身分差 | SM・監禁・調教 | 甘々・溺愛
登場人物紹介

シリル

グランデール王国の第一王子。芸術への造詣が深く、とある絵の件でリディを呼び出す。

リディ

陶器のように白い肌を持つ町娘。慎ましく暮らしていたが、ある日王宮に呼び出され……。

立ち読み
 「……今言ったこと、約束を守ってくださいね?」
「ああ、わかった」
 あくまで対象物として、見られるだけだ。
 リディはそう言い聞かせて、くるりと背を向ける。
「必要があれば、手伝ってやろうか」
「い、いいです。自分でできますから」
 耳まで熱くなった顔を見られたくなくて、リディは寝室の手前にある小間に逃げ込んだ。
 人前で身体を晒したのは、ただの一度きり。
 王宮に連れられてきて、ニーナに湯あみを手伝ってもらい、ドレスに着替えたときだ。あれからも日々、着替えを手伝おうとしてくれるニーナだったが、自分でするからといって断ってきた。絵を描くために汚してしまうし窮屈なので、あれから基本的には下重ねのないネグリジェのような簡易なデイドレスを身につけるようにしている。
 パフスリーブを肩から脱いでいく間にも、シリルのことを意識するあまり、なぜか彼に脱がされているような錯覚に陥り、身体が熱くなった。
 心臓が激しい鼓動を打ち、汗が噴きでてしまいそうなほど火照っている。ドレスを脱ぐことよりも、これから裸でシリルと対面しなくてはならないことの方がずっと勇気がいる。
 小間には湯着用のリンネルが置かれてある。それを身体に巻きつければ少しは隠すことができる。けれど、うっすらと身体のふくらみや肌の色が透けるので、よけいに恥ずかしいかもしれない。
 男の人の前で、それも想いを寄せている相手の前で、何も身につけない身体を差し出すなんて……。正気の沙汰とは思えず、直前になって心が揺れる。
 けれど、忘れないようにしたい、というシリルの気持ちに応えたいと思ったのは本当だ。それは、まぎれもなく、羞恥に勝る感情だった。
 リディは思いきって小間から出ていく。
 刹那、シリルの視線が寄せられ、緊張で震えてしまう。
 黙ったままでいる彼に耐え切れなくなり、リディは自分から尋ねた。
「あの、私はこれから、どうしたらいいですか?」
「ベッドの上に」
 横たわれ、ということだろうか。
 リディはこれまでいくつか見てきた裸婦画のことを思い浮かべる。たしか椅子にもたれかかったり、ベッドに寝そべったりしているものがあったと思う。
 言葉少ないシリルの真意を探りながら、リディは自分なりに体勢を整え、そろりと膝をつき、両脚をななめに揃えて、座り込んだ。
 すると、ようやく一言。
「その布が邪魔だ」
「は、はい……」
 リディはびくりと肩を揺らし、震える手でリンネルを身体から引き離した。
 リンネルが肌を滑り、まだ発展途上ながらやわらかな丸みを帯びた胸や、淡く色づいた頂が露わになっていく。楽器の形のようになめらかな曲線を描いた腰や、女性らしいまろやかな臀部まで──。
 さすがに局所が見えてしまうことには抵抗があって、リンネルを腿に絡め、思わずぎゅっと目を閉じた。そうしたからといって、シリルの目を塞ぐことはできないとわかっていても。
「リディ、それでは描けない」
 優しく諭され、どこかがじんと甘く疼く。こんなときに名前を呼ぶなんて反則だと思う。彼には有無を言わせず従わせる雰囲気があり、リディもまたその通りに応じてしまうのだ。
 リディは瞼を開かないわけにはいかなくなり、そろりとシリルの方を向いた。
「そう、それでいい」
 顔が、身体が、燃えるように熱い。
 視線が交わる。ただその刹那に、彼と愛を交わしたような錯覚に囚われた。
 シリルがどんな反応をするのか不安だったリディは、真剣な顔をして見つめる彼の表情に、戸惑った。彼は揶揄することなく、リディをまっすぐに見つめて、木炭を持ち、素描を施していく。
 呼吸を一つ落とすたび、シリルの手が動く。
 体勢を何度か変える間も、シリルの手は止まらなかった。
 それから息をつく間もなく、シリルは絵筆に色をのせて描きはじめた。彼はすっかり没頭している。きっとあの海のフレスコ画を描いたときもこうして感情が赴くままに描いていたことだろう。
 いつの間にかリディは自分が描かれる緊張よりも、シリルの真剣な表情に見入っていた。
 イーゼルに立てかけた帆布に向かう彼の姿勢は、彼の肖像画を描いていたときにも感じたが、彼の方こそ芸術品のように美しい色香がある。
 表面的なものだけではなく、過去の想いだけでもなく、今、彼の志や感性に惹かれている。言葉で説明するよりも、魂が引き寄せられていく。彼の筆が滑らかにすべるたび、まるで彼に触れられているかのようにざわめきが起こる。
 鼓動はいつも時の音を刻むように早鐘を打ち、胸の中に熱い奔流が駆け巡ってしまうのだ。
 どのくらいの時が経過したことだろうか。
 かたん、と音が響いて、リディは我に返った。
 シリルが帆布を持って立ち上がり、こちらにやってくる。
 リディは裸になった時以上の緊張に身を包み、仕上がった絵が披露されるのを待った。
 帆布がこちらに向けられた瞬間、リディは息を呑んだ。
 絵の中にいる、碧い瞳の女が、欲情して濡れた瞳を向けていたのだ。
 肩や胸に落ちかけた琥珀色の髪の様子が、ひどく妖艶で、女性らしい曲線が甘やかな色香を漂わせ、吐息が零れ落ちそうな唇は艶やかで、いたいけだったはずの自分の身体が、ひどく官能的に色づいている。
「これが私……?」
 動揺して、声が震えてしまう。
「気づかなかったとでも思うか? あなたはそういう瞳で、私を見ていたんだ」
 リディはふるふると首を振る。もうそれ以上見ていたくなかった。
 シリルは枕元に絵を飾り立て、尚も追及する。
「リディ、私は王子である前に一人の男だ。あなたのこういう顔を見せつけられ、私があなたに欲情しないとでも思うか?」
 シリルの熱の籠った視線を感じて、リディは再び頭を揺らす。肩に垂れた髪を、シリルは一束にまとめて、毛先に口づけた。その官能的な仕草に、鼓動が一段と速まる。
「そんなつもりでは……」
「自覚がないだけだろう。無自覚なものほど、罪なものはない」
 シリルの言うとおり、おそらく瞳は熱っぽく潤んでいるだろう。彼を想うあまりどこもかしこも熱くてたまらない。
 構えるまもなく、シリルの手に顎を持ち上げられ、唇をやんわりと吸われてしまう。あたたかな感触と同時に得たものは、甘やかな疼き。それがリディの体内の奥に流し込まれていく。
「……っ……ん」
 ぎしり、とベッドが軋み、シリルの逞しい身体に組み伏せられ、とっさにリディは彼の胸を押し返した。
「……ん、……あ、……だめ、……約束、……したのに……ズルい、です」
「あぁ、約束どおり、むりやりする気はない。だが、今は……そうではないだろう?」
 シリルの身体から官能的な甘い香りが漂ってくる。彼が普段つけている芳香と、油彩の匂いが入り混じり、よりいっそう甘美な香りが漂っているように思う。
 内に秘めた感情を放出するように絵に没頭していたシリルの姿はひどく麗容で、色香に満ちている。ちらちらと隆起した胸板が見えるのが目の毒だ。高原を舞う蝶のように、魅惑的な色香に誘われ、甘い毒牙に囚われてしまいそうになる──。
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