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堅物な騎士団長はかわいい王女にべた惚れです。

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本価格:600(税抜)

電子書籍価格:--円(税抜)

  • 本販売日:
    2017/12/18
    ISBN:
    978-4-8296-6819-1
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書籍紹介

今まで我慢していたぶん、姫さまを存分に愛でます

騎士団長のクリストハルトに叱られてばかりの王女リリアーヌ。てっきり嫌われていると思っていたけれど「姫さまは私を狂わせる」と逞しい胸に抱き締められて――。まさか私のことを? と悩んでいた矢先、他国の皇帝から求婚が!?「誰にも渡したくない」蕩けるようなキスと激しい愛撫。熱楔で貫かれて、初めての悦びを全身に感じる。凜々しい騎士団長に独占される甘々身分差ラブ!

ジャンル:
西洋 | ファンタジー
キャラ属性:
ワイルド・騎士・軍人
シチュエーション:
玉の輿・身分差 | 年の差 | 甘々・溺愛 | 新婚
登場人物紹介

クリストハルト

黒髪の騎士団長。リリアーヌが魔法で眠りにつく前は、優しい兄のような存在だったが彼女にだけは厳しくて!?

リリアーヌ

魔法で眠らされていて、気付いたら8年もの歳月が流れていた。そのため、心が成長しきっていない。母親譲りの美貌の持ち主。

立ち読み

「姫さま。あなたをあんな男になど、渡しません……!」
 木の床の上で、クリストハルトのブーツがカツンと乾いた音を立てる。ぼんやりと思索にふけっていたリリアーヌが目を上げると、クリストハルトはもう目の前にいた。
「え……きゃ……っ」
 背中が出窓に押しつけられる。それからクリストハルトの顔が目の前に迫ってきて──。
 あ……。
 かつて見た夢がふっと頭の中を過ぎった。
 眠っているリリアーヌに、クリストハルトがキスしている夢。
 夢と同じようにリリアーヌはたやすく唇を奪われてしまった。
「あ……んっ」
 唇が唇で塞がれ、口の中を熱い舌でくすぐられる。どうしたらいいかわからないリリアーヌは脅えて舌を縮こまらせた。
 ねえ? クリストハルト兄さまはどうしてわたしにキスするの?
 頭の中にぽこぽことこれまでのクリストハルトとのやりとりが浮かんでくる。
 ──どうぞ続けて。……いい眺めだ。
 リリアーヌの足を見つめる、淫蕩な眼差し。
 ──姫さまには知っていて欲しかったのです。
 ディルクは弟の子だとリリアーヌに教えたのはどうしてなのだろう。
 ──一番心配だったのはあなただ。……姫さま。
 蜂蜜がけの焼き菓子より甘い声。
 はしたない、行儀が悪いと、目覚めたばかりの頃は叱られてばかりで恐ろしくさえ思っていた。でもこんなことをするなんて、もしかしてクリストハルト兄さまはリリのことが────好き────?
「はふ……っ」
 ようやくクリストハルトのくちづけから解放されると、リリアーヌは深呼吸を繰り返した。息を止めていたせいで頭までくらくらする。
 唇から少し溢れてしまった唾液を、クリストハルトが革手袋をしたままの指で拭った。
「天使のような顔をしてとんでもないことを言う方だ。つまり姫さまはあの男に口説かれて嬉しかったんですか? 本当はキスされたかった? 自分からあの男の前に進み出たのはそういうことだったんですか? あの男はこの国を、姫さまのお父上を兄上たちを滅ぼそうとした敵なのに」
 クリストハルトはひどく怒っているようだった。リリアーヌは思わず身を縮め、首を振った。
「おや、違うと言いたいんですか? 男を誘うようなふしだらな真似ばかりしていたくせに──」
 ドレスの裾をたくし上げて水遊びしたことを言っているのだろうか? クリストハルトはリリアーヌがあの水盤で水遊びをするのが大好きなことを知っているはずなのに。
 かあっと躯中が熱くなる。
 ローランに気があるなんて、クリストハルトには誤解して欲しくなかった。だってリリアーヌは────。
 はっきりと自覚してしまい、リリアーヌは息を止める。
 ──リリアーヌは、クリストハルトが好きなのだから。
 心がぽんと破裂してしまいそうだった。いろんな感情が一気に溢れ出して、わけがわからなくなってしまう。
「ひどいわ。リリ、男を誘ったりなんかしない。だ、大体クリストハルト兄さまに人をふしだらなんて言えないわ。眠っているリリにキスしたくせに……っ」
 言い終わってから思い出す。あれはただの夢。本当にクリストハルトにキスされたわけではないということに。
 でも。
 リリアーヌの言葉の威力は絶大だった。
 クリストハルトの動きが止まる。血色が急によくなった。赤面しているのだ。
「気がついていらしたのですか……!?」
 クリストハルトの反応に、リリアーヌもまた仰天した。
「え……? あれは夢ではなかったの……?」
 しまった、という声が聞こえたような気がした。
 クリストハルトがぱっと片手で口元を覆う。でももう遅い。
 リリアーヌにはわかってしまった。
 あれは夢ではなかったのだ。クリストハルトは本当に眠っているリリアーヌにキスした。
「ど、どうして……? クリストハルト兄さま、リリが好きなの……?」
 クリストハルトは固まってしまったまま動かない。リリアーヌはここでエルマが前教えてくれた秘技を実践することにした。
 顔を覆っている手を引き剥がし、上目遣いにクリストハルトの目を覗き込む。
「違うの? クリストハルト兄さまはリリのこと、嫌い……?」
 言葉にしたら急にクリストハルトに嫌われているのかもしれない気がしてきて涙がこぼれそうになった。限界まで潤んだ目を数回瞬かせる。そうしたらいきなりクリストハルトに掻き抱かれた。
「嫌いなんてことがあるわけありません。私は誰より姫さまをお慕い申し上げています……!」
「ん……っ!」
 再び唇が塞がれる。告白してなにかが吹っ切れたのだろうか、クリストハルトのくちづけは先刻よりもっと荒々しく獰猛だった。不慣れなリリアーヌは息もできなくなってしまう。
「ん……っ、んん……っ」
 甘やかな痺れに指先まで浸食されてゆく気がした。
 なんて幸せなんだろう。
 クリストハルト兄さまに、好きって言われた。
 リリがどんなにコドモで、母さまのような淑女じゃないか知っているのに、それでも好きって言ってくれた……。

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