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麗しの公爵様、拾いました。

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書籍紹介

思いがけず、私がシンデレラに!?

「君が欲しい。ずっとそばにいてくれ」軍人公爵アシュトン様に田舎娘の私がプロポーズされちゃった!? 助けてあげた記憶喪失の男性が公爵様だったなんて。屋敷へ案内されて、はじまった憧れの貴族生活☆ 昼は豪華なドレスで身を包み、夜は甘い蜜愛。熱い舌で胸や下腹部を愛撫され、ぬかるんだ秘部を剛直で貫かれる快感に身も心も蕩けて。胸キュン必至のシンデレラストーリー!

ジャンル:
西洋 | ファンタジー
キャラ属性:
ワイルド・騎士・軍人
シチュエーション:
玉の輿・身分差 | 年の差 | 甘々・溺愛
登場人物紹介

アシュトン

王弟公爵で軍の総司令官。尊大。記憶喪失中、クローディアのところに身を寄せていた。『サム』と『アシュトン』の違いについて悩んでしまう。

クローディア

田舎町で質素な生活をしていた牧師の娘。倒れていた男を介抱したら、実は公爵だったシンデレラガール。

立ち読み

 おそらく、牧師の父に育てられたことから、クローディアは少々潔癖なきらいがある。年頃の娘であった時、村の同級生達が誰それとキスをしたなどという話題で盛り上がっていたから、キスくらいはわりと簡単にできるものなのだろう。クローディアは父から、そういう行為は本当に愛する人とでなければしてはいけないと教えられたし、何より他人と粘膜や唾液を合わせることなど、嫌悪の対象でしかなかった。
 でも、サム──アシュトンとであれば、キスという行為を嫌だと思わなかった。
 クローディアは自分が潔癖である自覚があったので、もしアシュトンが自分と同じ考えでなくとも仕方ないと、漠然と考えていた。だが、アシュトンも同じ気持ちでいてくれると思うと、ホッとすると同時に、とても嬉しかった。
 アシュトンの舌がクローディアの口内を優しくなぞるように蠢く。
 口の中にも感じやすい場所があり、尖らせた舌先でそこを擽られると、ぞくぞくと背筋に甘い慄きが走った。
「んっ、ふぅ……」
 仔猫の鳴き声みたいな甘ったるい鼻声が漏れる。アシュトンの頬に触れていた手は、齎される甘い刺激に身悶えしたことで、いつの間にか彼のシャツを掴んでいた。
 一通り彼女の口内を舐り尽くすと、アシュトンはようやく舌を引き抜いて顔を上げる。
 呼吸一つ乱れない彼とは裏腹に、キスですっかり翻弄されたクローディアは、息も絶え絶えのあり様である。涙目で震える彼女に、アシュトンがどこか陶然とした表情で笑う。
「ああ、可愛い、クローディア……。可愛くて可愛くて、その小さな頭から、華奢な爪先まで全部丸呑みにしてしまいたくなるよ」
 まるで野獣のような台詞を吐いて、ペロリと濡れた下唇を舐める様子に、クローディアの心臓がドクンと音を立てる。
 大柄なアシュトンならば、小柄なクローディアなど本当に食べてしまえそうだと思う。
 だが、感じていたのは恐怖ではなく、期待だった。
 その言葉は字面通りではなく、きっと比喩だろう。でも、アシュトンになら食べられるのもいいかもしれない。彼に食べられ、彼の血となり肉となって、一つになれるのなら。
 そんな世迷言のようなことを思い浮かべていると、アシュトンがクローディアの頬を指の背でなぞった。
「可愛くて可愛くて……君をずっと甘やかしていたいけれど……だがこれ以上間違いを犯さないように、お仕置きは必要だ。そうだろう?」
 にっ、と微笑まれ、クローディアは背筋をブルリと震わせる。アシュトンのハシバミ色の瞳が温めた蜂蜜みたいにどろりと蕩けるのを見て、生唾が込み上げてくるような感覚に襲われる。
「お仕置き……」
 鸚鵡返しをした声は、掠れていた。
 アシュトンは微かな吐息で笑って、首肯する。
「そう、お仕置きだ。君が私のもので、私が君のものであるにもかかわらず、別の男に触らせてしまった。それはお仕置きするべきだ。そうだろう?」
 先ほどアシュトンに導かれて想像した、嫉妬の感情。それを想像ではなく実際に彼に味わわせてしまったのだったら、確かに罰されて当然だと思えた。クローディアがコクリと頷けば、アシュトンは「いい子だ」と囁いて唇を啄んだ。
「──では、クローディア。ドレスを脱ぎなさい」
「え……?」
 言われたことの意味を理解できず、一瞬ポカンとしてしまったクローディアに、アシュトンは優しい声音で先を続ける。
「着ている物を全て脱ぐんだ。シュミーズもドロワースも全て。一糸纏わぬ生まれたままの姿を私に見せなさい」
「そ、そんな……!」
 クローディアは、赤くなっていいのか蒼褪めればいいのか分からない心境で首を振る。
 彼の前で自ら裸になるなんて、そんな恥ずかしいことはできないと、咄嗟に悲鳴のような声が出た。無論これまでもサムの前で裸になったことはあったが、それは行為の最中に彼が脱がせてくれたのだ。脱がされることだって恥ずかしくて堪らなかったのに、自分から服を脱ぐなんて、正気の沙汰とは思えない。
「クローディア。お仕置きだと言ったはずだ」
 だが彼女の拒絶を、アシュトンは柔らかく一蹴する。
 確かに、嫌なことをするのが仕置きだ。好きなことをしてしまえば仕置きにならない。
 クローディアはグッと唇を噛んで、そろそろと自分のドレスの襟元に手を持っていく。
 アシュトンは満足げに微笑んで、伸し掛かっていた彼女の上から退いた。悠然とさえしているその動きは紳士的ですらあって、とても彼女に淫らなことを強いる男とは思えない。
 アシュトンは彼女の両脇に手を差し込んで、仰臥していた体勢から座位に戻した。ありがとうございます、と言いかけて、それが自分を観察しやすくするためだと気づいたクローディアは、恨めしくアシュトンを睨む。
 襟のボタンに手をかけたものの、それ以上動けないでいる彼女に、アシュトンはやんわりと呼びかけた。
「クローディア」
「……っ」
 その声音が厳しいものであれば良かったのに。その怖さに怯えて、仕方なく脱いだのだと自分に言い訳できる。だが実際には、アシュトンの声はとても優しく、甘くすらあった。
 そんなふうに促されてしまえば、「強要された」だなんて思えない。
 実際は「服を自分から脱げ」と命じられている。だが、アシュトンの態度に無理強いする色が皆無なのだ。逃げ出そうと思えば簡単にできる。泣いて嫌がれば、きっとアシュトンはそれを許すだろう。
(──でも、これは『お仕置き』なのだから)
 アシュトンに悋気を起こさせた罰だ。
 先ほど想像させられたように、きっと逆の立場だったら、クローディアはとても傷ついたに違いない。たとえ、それが誤解だったとしても、嫌な気持ちが収まるわけではない。
 彼に自分以外の女性が触れるだなんて、考えるだけでムカムカとしてしまう。
 自分がこんなに狭量な人間だとは思わなかった。
(──でも、アシュトンも同じだって言ってくれたのだから……)
 互いに狭量であることを認め、互いを不安にさせないための努力をしていく上で、彼が必要だと言うのだから、それを信じなければ。
 今許しを請うのは、クローディアの方なのだから。
 クローディアはすうっと息を吸い込むと、小さなシェルボタンを震える指で外していく。一つ外す度に身体を覆っていた布が緩み、撓んでいくのが分かった。やがて胸元まであるボタン全てを外し終えると、肩の布がスルリと滑り落ちる。
 華奢な肩が露わになる様に、アシュトンの喉ぼとけが上下するのが見えた。
「……コルセットは、一人では外せまい。それは私が手伝おう」
 後ろを向いて、と言われ、コクリと頷いて彼に背を向ける。
 呼吸が浅くなった。心臓がどきどきと早鐘を打っている。顔が熱い。きっと首や胸まで真っ赤になっているだろう。背中全体の感覚がひどく鋭敏になっていて、アシュトンの手が触れた瞬間、小さく肩が跳ねた。
「外すよ」
 ずくり、と下腹部に響くような低音が背後から鼓膜を揺らした。クローディアは息を呑み、言葉もなくひたすら肩を上下させる。
 骨ばった指が、つ、と頤を撫で、するりと下へ滑った。その動きと同じ場所を、ゾクゾクとした震えが走る。肌が粟立ったのを、触れているアシュトンは気づいているだろう。だが彼は何も言わず、固く締められたコルセットの紐に指をかけ緩めていく。彼の指が動くと、締め付けられて鬱滞していた血流が流れていくのを感じて、身体が本能的に弛緩した。やがて完全に緩められたそれが、ストンとクローディアの腰回りに落ちる。
「さあ、できた。あとは自分でできるね?」
「……はい」
 もしかしたら、このまま彼が──なんてことを少しだけ期待していたが、やはり甘かったようだ。
 クローディアは観念し、ドレスを引き下ろす。コットンの薄い下着が肌から離れ、無防備な胸がふるりと揺れた。直に空気が皮膚を撫でる感触に、カッと更に顔に血が上る。
 思わず胸を隠すように腕を交差させれば、アシュトンが宥めるように呟いた。
「クローディア、まだ残っているよ」
 窘める口調で追い打ちをかけるアシュトンに、どうしてそんな真似ができるのかと怒りをぶつけたい衝動に駆られたが、それは八つ当たりだと分かっている。
 二呼吸分しっかりと深呼吸をしてから、クローディアは意を決し、腰を浮かせてシュミーズを脚から抜き取った。最後に残ったドロワースも、腰紐を緩めて、そっと抜き取る。
 これで身に纏っていた全ての衣類を剥ぎ取り、クローディアは生まれたままの姿だ。
 ぎゅっと目を閉じる。羞恥で目の前にいる彼の顔を見られなかった。
「ああ、きれいだよ、クローディア。よく頑張ったね」
 感嘆するようなアシュトンの台詞に、余計に恥ずかしさが増した。彼に見られているのだと実感してしまったせいだろうか。だがこれでようやくこの辱めも終わるとホッとした時、彼が次の命令を発した。
「……では次に、私にキスを」
 これで終わりではなかったのかと、慌てて瞼を開いた。目に飛び込んできたのは、アシュトンのにっこりとした微笑みだ。
「さあ、クローディア?」
 小さく首を傾げる仕草はなんだか可愛らしくすらあって、クローディアは頭が痛くなってしまう。こんなに大柄な大人の男性が首を傾げて可愛いはずがないのに、恋とは病気の一種とはよく言ったものだ。
 内心自分に呆れつつ、半ばやけになったつもりで、アシュトンの頬に両手を伸ばす。
 端整な美貌が、うっとりとこちらを見つめている。
(……もう、覚えているといいわ!)
 アシュトンがクローディアに悋気を起こさせた時には、これと同じ辱めを受けてもらおうと心に誓い、彼の唇に己のそれを重ねた。
 アシュトンが嬉しそうに喉の奥で笑うのが聞こえた。まるで満足した猫みたいだ。
 唇を重ねるだけがキスではないと、クローディアはもう知っている。
 そしてクローディアがもう知っていることを、アシュトンは知っている。
 何故なら、それを教えたのは他ならぬサムだった時の彼だからだ。
 クローディアは彼に教わった通り、重ねた彼の唇を幾度か啄んで、ぺろりと舐める。わずかに擦り合わせるようにして、互いの柔らかさを確かめ合うと、彼の歯列が薄く開くのが分かった。
 そっとそこに己の舌を滑り込ませると、途端に彼の舌が絡みついてきて、攫うように引き摺り込まれた。
「んっ……ぅん、は、ぁ……ふ、ぁ……んぅう」
 吸って、捏ねて、掻き回されて──嵐の中を舞い踊る木の葉さながらに翻弄され、クローディアは息も切れ切れに呻く。
 アシュトンは容赦がなかった。
 クローディアが彼のキスを真似てしたことが、ただのお遊びだと突きつけるかのようにそのキスは激しく、攻撃的だった。
 舌が絡み合う度、くちゅ、ぬちゅ、と唾液が鳴る。いやらしいその粘着質な音に、脳髄が揺さぶられる気がした。
 口以外、まだどこにも触れられていないのに、身体が熱くて、むず痒いような、身を捩りたい感覚が溜まっていく。
 それが官能だと、クローディアはもう知っている。
 最後に彼女の唇をきつめに甘噛みすると、アシュトンはようやくキスをやめた。
 くったりと彼の胸に身を預け、肩で息をしている彼女の顎を摘まみ上げて自分の方を向けると、アシュトンは掠れた声で言った。
「もの欲しそうな顔だ、クローディア。何が欲しい?」

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