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ヴァイキング王の終わらない熱愛

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書籍紹介

……手に入れたら離さない。覚悟しろ

ヴァイキングの国へ連れ去られた英蘭(イングランド)貴族の令嬢ジェーン。荒々しい男たちの中、ヴィルム王だけは優しく理知的。暴漢から助けてくれた勇姿に胸が高鳴る! 彼の部屋を訪ねると熱っぽく口付けられ……。「きみに夢中になりそうだ」首筋から鎖骨、胸、お腹へと移動する巧みな舌遣い。鍛え抜かれた体躯に激しく抱かれて。力強く厳格なヴァイキングの王に愛されるヒストリカルラブ!

ジャンル:
西洋 | ファンタジー
キャラ属性:
ワイルド・騎士・軍人
シチュエーション:
年の差 | 玉の輿・身分差 | 甘々・溺愛
登場人物紹介

ヴィルム

ヴァイキングが集った国ディーデリク連邦国の王。野蛮な男たちが多い中、先進国と対等に渡り合えるように政務に励む。ジェーンには最初から好意的。

ジェーン

イングランド貴族の令嬢。連れ去られ、はじめは野蛮な男たちに怯えていたが、ヴィルムの勇姿に惹かれていく。

立ち読み

「初めて会ったときから、深窓の姫君にしては肝が据わっていると思っていたが──」
「えっ、そうでしょうか?」
「そうだとも。敵かもしれない相手に連れ去られて、帰してくれとはなかなか言えないものだろう。少なくとも当時のきみの目には、俺たちが野蛮なヴァイキングに見えていたのだろうし」
 褒められているのかそうではないのか判断がつかなくて、ジェーンは戸惑った。
「あのときは……必死でしたから……」
「これまでに知っている他国の貴婦人とは違って、本物の自尊心を持っていると感じた。それがさらにはっきりと自分の考えを伝えるようになって、正直面食らうほどだ。しかしきみの変化を、俺は好ましい進歩と見る」
 褒められている……のよね? 少なくとも嫌がられてはいないはず……。
 そもそもヴィルムの言動に感化されたのだとしたら、そんなジェーンを当のヴィルムが非難するはずもないと思い返し、ジェーンは笑いかけた。
「では言葉だけでなく、行動も進歩したいと思います。ですから、乗馬を教えてください」
 数日後の晴れた日に、ジェーンはヴィルムに馬に乗せてもらった。もちろん後ろにはヴィルムも乗って、手綱を握っている。
 ヴィルムは五頭の馬を所有していて、その日選んだのはつややかな青毛の牡馬だった。赤毛のヴィルムが髪をなびかせて馬を駆ったら、その鮮やかな対比はきっと見る者の目を奪うだろう。
「どうだ? 乗り心地は」
 背後から尋ねられて、思わず振り返りそうになったジェーンは、ヴィルムの顔があまりにも近くにあることに動揺して、慌てて前を向き直した。
「……下から見ていたときに想像していたよりも高いです……それに動きが伝わってきて、生き物に乗っているのだと実感します」
「案外冷静だな。いや、予想どおりというか。馬は生き物だからこそ、ときに思いがけない動きをすることもある。そのときにもまずは落ち着くことだ。では、少し走らせてみるか」
 ゆっくりと雪の上を歩かせていた馬の腹を、ヴィルムは軽く蹴った。すぐに速度が上がり、それに合わせて馬の背中が大きく揺れる。
「わっ……」
 最初こそ首を竦めて目を閉じてしまったけれど、顔に当たる風の冷たさが緊張で上昇した体温に心地よく、また馬が刻むリズムが楽しくて、ジェーンは揺れるままに身を預けた。
 たまにひやりとすることもあったが、馬車よりもずっと早く景色が流れていくのは、最高に気分がいい。
 雪野原を走る馬は雪を蹴散らして進み、ジェーンはいつの間にか歓声を上げて乗馬を楽しんでいた。
 やがて雪原の真ん中で、ヴィルムは馬を止めた。
「すごい! こんな世界があったなんて! 馬に乗ることを思いついた人は天才ですね。練習したら、ひとりで乗れるようになるでしょうか?」
 すっかり馬のとりこになったジェーンは、笑顔でヴィルムを振り返った。同じく笑みを浮かべたヴィルムが、顔を近づけてくる。
 あ……。
 既視感を覚えながら反射的に目を瞑ると、忘れていた唇の感触が蘇った。いや、舞い戻ってきた。
 あのときよりもずっと冷たかったけれど、間違いない、ヴィルムの唇だ。また、キスをされている。
 驚きに激しく胸が高鳴る。違う、悦びに胸が高鳴っている。ヴィルムにキスをされていることが嬉しいのだ。
 ジェーンがキスを受け入れていることに気づいたのか、ヴィルムの腕がジェーンを背中から包んだ。しっかりと毛皮のマントを羽織っていたが、ヴィルムの手はその中に入り込んで、ブリオーと幅の広い帯に包まれた身体をまさぐる。
 他人の手で触れられるのは初めてで、しかもそれが性的な意図を含んでいるのは明らかで、さすがにジェーンは狼狽えた。かぶりを振って唇を解き、ヴィルムの身体を思いきり押し返す。
「あっ……!」
 体勢が大きく崩れた。同時に己の上で暴れる人間に馬が驚き、嘶いて足踏みをする。その動きにジェーンは焦って、押し返したばかりのヴィルムにしがみついた。ぐらりと身体が揺れ、ふたりとも馬から滑り落ちる。
 強い衝撃を感じたが、積もった雪の上で、さらにヴィルムに全身を包まれるように抱きしめられていたこともあって、どこも痛めた感じはなかった。
 顔を上げて雪を払い、身を起こしながらヴィルムを睨む。
「陛下、お戯れが過ぎます! ……陛下?」
 仰向けに倒れているヴィルムは、目を閉じたまま動かない。ジェーンは胸が締めつけられるような焦りを感じて、必死にその肩を揺らした。
「陛下!? しっかりしてください! ……ああ、どうしよう……」
 ヴィルムの胸に手のひらを押し当て、心臓が鼓動を刻んでいるのを確かめてから、ジェーンは辺りを見回した。
 助けを呼ばなくちゃ……走ってどのくらいかかるかしら? 馬に乗ったほうが速いけれど、ひとりで乗れるかしら……。
 突然手を掴まれて、ジェーンは息を呑む。ヴィルムが目を開けて、ジェーンを見上げていた。
「続きをさせてくれたら、元気になる」
「……陛下……よかった……いいえ、ひどいです! 驚かせて──」
 ヴィルムの手がジェーンの項に伸び、身体ごと引き寄せられた。勢い余って鼻先が触れ合い、あっと思ったときには唇を奪われていた。
「……んっ……」
 すぐに舌が押し入ってきて、そんなキスをしたことがないジェーンは抗うことも忘れ、口中を探る舌に翻弄される。遠慮のかけらもなく、それでいて細やかに動き、触れない場所がないくらいに動き回る舌が、ついにはジェーンのそれに絡みついた。
「うっ、ふ……」
 抱き込まれたままふいに天地がひっくり返り、覆い被さってきたヴィルムはさらにキスを深くして、ジェーンの舌を吸い上げた。
 指先が痺れて、気が遠くなる。自分自身の存在すら不明瞭になって、唯一たしかなもののようにヴィルムの身体にしがみつくことしかできない。
 我に返ったのは、身体をまさぐる指を感じたからだった。先ほど馬上で触れられたときよりももっとはっきりと、意思を持った動きでブリオーの胸元を這う。
 馬に乗るためにブレーと長靴を履いていたが、上は短めのブリオーにいつものように幅広の帯を締めているだけだ。薄手の綿を三枚重ねた柔らかなブリオーは、襟ぐりも女性らしく広めに開いている。
 大きな手がジェーンの胸を布越しに包み、弾力を確かめるように柔らかく揉んだ。
「……んっ、……は……」
 仰け反った拍子に唇が解けて、それまで巧く呼吸できなかった分、思いきり息を吸い込んで喘ぐ。
 ヴィルムはそんなジェーンの顎から首へと舌で辿り、胸の谷間に鼻先を埋めた。陽光に照らされた赤毛がきらきらとして、まるで炎のようだ。実際、雪の中に寝そべっているというのに、ジェーンは全身が火照っていた。
「あ、あっ……」
 指先が布越しに胸の突起を捉え、痺れるような感覚にジェーンは身を捩る。しかし肩口に吸いついていたヴィルムに軽く歯を立てられて、びくりと竦んだ。
「もう少し触らせてくれ……」
 もう少しって……いつまで? これ以上なにをするつもりなの?
 これ以上進んだら、取り返しがつかなくなる。いや、今だって大ごとだ。こんな行為は夫婦の間で行われるもので、遠乗りの最中に屋外でするようなことではない。
 思わず心の中で言い返したとたん、重なり合う自分たちの姿が現実味を帯びてきた。そもそもヴィルムは、ジェーンをどうするつもりなのだろう。
「……どうして……ですか? なぜ、こんな……」
 ヴィルムは顔を上げると、ジェーンの頬に唇を押し当てて低く笑った。
「やめろ、ではなく、なぜと訊くのか」
 その間もヴィルムの指が動き、刺激され続けた乳首がブリオーの下で硬く尖った。それを指でつまみ上げるようにしながら、襟元を引き下げていく。ついにはふたつの乳房がこぼれ出て、ジェーンは両手で覆おうとした。
「せっかく出したのに」
 ヴィルムの手がそれを阻み、ジェーンの両手は身体の脇に押さえつけられてしまった。
「こんなに尖らせて、きみも嫌ではないのだろう?」
「そ、それは陛下が……」
「嫌ならとっとと押し返している」
 ジェーンは返事に窮した。たしかに本気で抗おうと思えば、逃げられたはずだった。少なくとも、こんなにあっさりと進みはしなかった。
 ジェーンにも薄々それがわかっていたから、言い返せない。
 ……私──。
 ヴィルムの鮮やかな緑色の瞳が、ジェーンを見据える。胸の奥がきゅうっと絞られるような気がして、大きく喘いだ。
 そこに、ヴィルムが顔を近づけて舌を伸ばす。
「……んあっ……」
 乳頭を舌で舐め上げられ、味わったことのない感覚に、ジェーンは仰け反った。柔らかな膨らみをヴィルムに押しつけることになり、舌の玩弄がいっそう肌に染みる。
 ああ、私……陛下のことが好き……なんだわ……。
 まだ性愛の経験もなく、行為そのものには不安と脅えを持っているのに、相手がヴィルムだと思うと抗えない。彼に触れられることが嬉しくて、おそらく心地よく感じている。
 しかしヴィルムはディーデリクの王で、ジェーンは婚約者のあるイングランド貴族の娘だ。互いの間にこれ以上関係の変化はないだろう。
 でも……好きなのよ。
 きっと、この気持ちを恋というのだ。物語の中にしか存在しないものだと思っていたし、ましてやジェーンの立場では、そんなことがあるとは思ってもみなかった。
 だからずっと正体が掴めずにいたのだ。どうして毎朝、ヴィルムに会いたいと思うのか。なぜ会えば心が弾んで、笑いかけられると胸が騒ぐのか。距離が近づくと戸惑って、しかし離れがたく思うのか。
 すべての答えが、ようやく見つかった。
 乳頭を吸われる感覚に、ジェーンは思考を途切れさせた。総毛立つような疼きが走り抜けて、思わず押さえつけられたままの手で、ヴィルムの手を握りしめる。指が絡み合い、感じるたびに力を込めると、同じところを何度も弄られた。
「あっ……陛下……」
 心地よさに身のやり場がなく、せめて思いの丈を込めて愛しい相手に呼びかけると、突然ヴィルムが動きを止め、ゆっくりと身体を起こした。
「もう少しが長すぎたな」
 眉を寄せた顔を隠すように髪を掻き上げるヴィルムを、ジェーンは怪訝に思って見上げる。
「え……?」
「イングランド貴族の姫君を相手に、これ以上狼藉を働くわけにはいくまい。それとも、最後までお許し願えるか?」
 それを聞いて、ジェーンはそそくさと胸元を掻き合わせ、ヴィルムに背を向けるようにして身繕いをした。まだ愛撫の余韻に浸っている身体に、外気がひときわ冷たく感じる。今しがたまで、熱いほどだったのに。
 どうして……? 私、なにか変だったのかしら……?
 経験のない身では、答えが見つかるはずもない。それよりも、ヴィルムが時と場所を慮ったと考えるべきだろうか。いや、婚約者のいるジェーンの立場を思い出したのか。
 嫌われてはいない……と思うけれど……。
 ふだんから煙たがる様子はないし、今日だって時間を割いて、馬に乗りたいという希望を叶えてくれた。
 ジェーンに触れたということは、女性としての興味も持ってくれているのだろう。ジェーンのように、それが恋愛感情を含んだものかどうかはわからないけれど。
 ここで終わってほっとしたような、物足りないような気持ちになりながら立ち上がると、ヴィルムはジェーンの髪やマントの雪を、丁寧に払い落としてくれた。

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