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ツンデレ執事とシンデレラ
初心なメイドは深夜の蜜愛に溺れる

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書籍紹介

好きなだけ乱れなさい。何度でも達(い)けばいい

屋敷の主人の情事を偶然目撃したメイドのエル。憧れの執事リースに捕まり、状況を詳しく説明しろと命じられ!? 胸元をはだけさせ、スカートもたくし上げ……身体を使った“報告”は恥ずかしいのに腰の奥が熱く疼いて。巧みな指で敏感な胸や秘めた蕾を淫らに刺激され、甘い声が抑えられない。「きみは、私だけを見ていなさい」淫靡に蕩ける秘密の関係は、いつしか真摯な愛に変わり――。

ジャンル:
西洋
キャラ属性:
クール
シチュエーション:
媚薬 | オフィス・職場 | 甘々・溺愛
登場人物紹介

リース

カークランド公爵家の執事。見目麗しいが、自分にも他人にも厳しい。エルに特別な任務を課すが、それ以外にも秘密があり……。

エル

カークランド公爵家のランドリーメイド。明るく前向きな性格だが、幼い頃の記憶がなく、思い出そうとすると頭痛に苛まれてしまう。

立ち読み

「それで、飴を舐めた女はどうなった?」
 リースの口調はしかし、淡々としたいつものものだ。誘いに対する返答もない。浮き立ちかけた気分は、あっけなく下へ着地する。
 そうだった、これは雑談ではなく業務だ。エルはタオルをあたふたとカゴに入れ、ここに来る前に見た光景を思い返す。
「えっ……と……」
 頬が熱くなり、心臓がばくばくと騒ぎだす。
 情事とは関係ないやり取りだけを探るつもりでも、すべてを見ずに済ますのは難しい。どうしても目に入ってしまう。
 それに、その手の知識がないからか刺激が強すぎて、業務だと理解していても思い返すだけで妙な気分になってくるのだ。
 口ごもるエルに焦れたのか、それとも単に蒸し暑さに耐えかねたのか、リースが首元に手をかける。タイをゆるめる仕草さえ、色めいて見える。
 わたしがおかしな気分だから、そう見えるの……?
 と、だしぬけに顎に手を当てられ、口を開かされる。
「んぐっ……!」
 飴を押しこまれた驚きに呻くと、リースがわずかに喉の奥で笑った気配がする。その笑い方も、堅物な態度からはほど遠い……と思うのも、おかしいのだろうか。
 口いっぱいに甘みが広がっていく。
「女は飴を舐めたのだろう。旨いか?」
 エルは首を何度も縦に振り、ようやくのことで飴を引き抜く。
「もちろん美味しいですけど……!」
 動悸がおさまらず、声が上擦る。一方、リースは薄い唇をかすかに引きあげただけだ。これも報告のうちということかもしれない。
 リースが舐めたものを口に入れられたのだから、驚かないほうがおかしいと思う。
 でも涼しい顔を向けられると、一人で大袈裟なくらいどきどきしているのが、なんだか恥ずかしくなる。エルはおそるおそる、飴をもうひと舐めして棒ごと取りだす。
 脳裏に、飴を舐めて目を潤ませた女性の姿がよぎる。ひとまず報告をしよう。
「『それよりキスが欲しい』……と」
「──なるほど」
 低い声とほぼ同時に、エルの唇にやわらかな感触がかすめた。
「えっ、えっ……?」
 エルは目を白黒させ、離れていく唇を見やる。今になって、どくん、と大きく心臓が跳ねた。
「違ったか?」
「えっ、ちがっ……いませんけど、でも……!」
 眼鏡越しに何食わぬ顔でじっと見つめられ、エルは心のなかで叫びそうになる。
「でも? 見た通りに報告しなさい」
 リースはあくまでも淡々と続ける。それで、今のも報告の一環なのかとわれに返った。でも報告どころではない。エルはおろおろと視線をさまよわせる。
 するとリースは作業台に手をついた。──エルを囲うようにして。
「報告できるまで、こうするか?」
 と、いさめるように唇を指で挟まれ、エルはさらに動転してしまう。
 これじゃよけいに、報告できない……!
 しかも親指はときおり、唇の内側へ潜りこむ。だがすぐに出て行き、濡れた指の腹で唇の表面をなぞられる。
 決して奥にまでは入ってこない。
「んっ……」
 ぞくぞくして、物を考えられなくなる。でも……もどかしい。
「もっと……、深いキスを……」
 口をついた言葉が報告なのか、無意識に零れた願望なのか、あいまいになる。リースが軽く息をのんだ気配がした。
 エルが思わず目をつむると、手にしていた飴の棒を抜き取られる。飴の割れる音がかすかに耳を打ったと思ったら、顎を固定される。
 唇を塞がれた。かすめるようなものではなくて、──今度は、強く。
 リースの舌が潜りこみ、口移しに飴を渡される。上顎の裏をなぞられ、舌をざらりと絡められた。
「ふ、……ん」
 リースの手が熱い。唇と舌はもっとだ。灼けるように熱くて頭がくらくらする。
 これもほんとうに業務なの……?
 でも表情が見えないから確かめようがない。だいたい、リースは表情をいつもと違う風に動かしても、すぐに消してしまう。
 だからなにがたしかで、なにが思い違いなのかわからない。わかるのは、この行為が気持ち良いということだけ。
「んっ……ふっ……!」
 だんだん息が苦しくなってくる。
 喘ごうにも喘ぎすら飲みこまれる。強く舌を絡められるせいで飴はみるまに溶け、花びらが口内で千切れる。それを飲み下すタイミングも見つからない。
 エルはがくがくと震えながら、リースの二の腕にすがりつく。
 息が、息ができない……!
 つかんだ二の腕を繰り返し叩くが、キスは深くなる一方だ。
 いつのまにか、エルの身体は作業台に乗りあげる形になっていた。背中にひんやりとした感触がして初めて、そう気づく。それでもまだエルの唇は貪られたまま。
「っ! ふっ、っ!」
 ありったけの力でリースの二の腕を叩くと、ようやく唇が離れる。エルははくはくと浅い呼吸を繰り返した。
「リースさん、はぁっ……苦しいです……!」
 恨み節で、自分を見下ろすリースに抗議する。リースが表情を強張らせた。
「いえ、嫌だったんじゃないです。ただ、息継ぎができなくて……! リースさんは慣れてるのでしょうけど……」
 弁解の声がすねたように聞こえてしまい、うろたえる。
「いえ、リースさんが慣れてるのが悪いんじゃなくて……って、慣れておられるのか知らないですけど……」
 手振りまでしどろもどろになる。「慣れてる」と口にするたび胸がひりつくのが不思議だったが、その理由を考える余裕もない。
 リースが虚をつかれた顔をする。業務なのに、一人であたふたしているのが恥ずかしくなってきた。
「……すみません」
 エルがうなだれると、頬をつつかれる。
「リースさん?」
 さらにふにふにと頬をつままれる。エルはぽかんとした。
「リースさんってば」
「──おなじだっただろう?」
 リースが仏頂面でぼそりとつぶやく。
「おなじって……」
「きみが見たのと、だ」
 これは業務だ──と念を押された気分になる。表情がくもるのを隠すように、エルは言い返した。
「そっ、そうですけど。でも飴を舐めながらではなかったと思います……!」
 それに、リースのほうが激しかった気がする。
「そうか。男ならそうすると思ったのだが、……私だけか」
「ど、どういう意味……」
 おそるおそる尋ねると、リースが舌打ち交じりにため息をつく。
「飴を食べ終えるまで、待っていられない」
 待つもなにも、エルの口に押しこんだのはリースではないか。そう反論しかけるのを待たずに、リースが続ける。「──旨かった」
 エルの頬が赤く染めあがった。
「飴が、だ」
「あっ、はい!」
「──きみも」
 全身が硬直する。今度は頬だけでなく首筋や耳まで、たちまち赤くなった。
 しかしリースの表情は変わらない。冗談を言っている風でもない。
「……っ! 誤魔化されません。やっぱりリースさんは経験豊富なんでしょう……」
 エルが初心なのを知った上で、からかっているに違いない。
 相手は十も離れた、しかも使用人の頂点に立つ人だ。業務のひとつで頬を染めるような、下級使用人をからかうくらい、造作もない。そう思ったら、また胸がひりつく。
「経験などない。加減できなかった」
 えっ、と反射的にリースを見返す。しかし目が合う前にそらされる。
「すまない」
 リースが目をそらしたまま身体を起こし、手を差しだす。
 その手を取り、エルも起きあがる。向かい合うも、なんと答えて良いか判断がつかない。
 もしかして、リースはキスをしたことを後悔しているのだろうか。目をそらすのは、それを悟らせないためだろうか。
 でも、とエルは笑みを作る。
「嫌じゃなかったんですってば」
 こそばゆくて叫びだしたくはなったけれど、嫌悪はなかった。だからリースにも後悔して欲しくない。
 物事の、笑っていられる部分だけを掬いあげる。昔からエルの得意とするところである。
「でも意外です。リースさんは顔かたちが整っておられるから、てっきり……」
 くすくすと笑みを零すが、はたと口を押さえる。リースのまなざしが険しくなった。
「笑うなら堂々と笑え。きみたちに煙たがられているのは承知している」
 鋭く言い放って、リースがタイを締める。
「いえ、リースさんを笑ったんじゃなくて、……嬉しかったんです」
 エルは、誤解されまいと続ける。
「──リースさんとわたしの初めてが、おなじときで」
 ほほえんだあとで照れてしまい、エルはうつむいてエプロンのフリルをいじる。だからこのとき、リースが当惑げに顔をゆがめたのには気づかなかった。
 低く腹の奥に届く声で「エル」と呼ばれ、顔を上げる。「はい」という返事が音になる前に、腰を引き寄せられる。唇をふたたび塞がれた。
 ゆっくりと背中を倒される。リースの舌が、もう勝手を知った風で自在に口内を這う。
「責任を取りなさい」
「な、なんの……?」
 早くもぼうっとし始めたエルには、かけられた言葉の意味もつかみ取れない。空気を求めて喘ぐ直前に唇が離れ、短く指示される。
「息をしなさい」
 そしてまたこじ開けられ、塞がれる。
 息継ぎのタイミングを計りやすいようにか、ときおり唇を離してくれる。おかげで、少しは楽だが、なんの責任を取らされているのか判然としない。
 これも報告だろうか。
 疑問に思ううちにも、キスはますます深くなる。
 頭を抱えこまれ、生え際から髪の流れに沿って繰り返し撫でられる。いつのまにか白のキャップが外れ、昼間結い上げた髪は解かれていた。
 髪を梳く手のひらが心地良く、うっとりとするうちに疑問はかすんでしまう。
 リースの唇がさらに下りる。顎の先からその下、そして首筋を熱くねぶっていく。
「ひゃっ……」
 びくんと喉が反る。口をついた声の思いがけない甘ったるさに、エルは身を縮める。
 そのあいだも唇が、舌が、首筋を這い下りる。リースの吐息で、白いエプロンのフリルがかすかに揺れる。
 体重はかけられていないものの、心臓が騒ぎ立てているのに気づかれそうだ。
「わたし、なにか失敗しましたか……? 責任ってどう取れば……」
 一度きつく閉じた目を開け、思い切って尋ねる。
 リースがエルの首元から目を上げた。獰猛な獣めいたリースの視線にどきりとする。
「きみは、今日はどこまで見た?」
 視線とは反対に、淡々とした口調で返される。エルは深呼吸をして、情事の続きを思い返した。
 キスを求めた女性は、その後他の女性とおなじく自ら服を脱ぎ捨て、そして……。
「足、に……旦那様が──」
 それ以上、口にできない。
 エル自身、逃げるように帰ったのもある。その先は知らない。
 なにより見てしまった場面だけでも、卒倒しそうなほどの衝撃だったのだ。
「……言えません! 無理です……」
 エルは声を震わせて訴える。
 ややあってからリースが声をさらに低める。声は艶を帯びていた。
「──なるほど。ならば、……私のすることに返答しなさい。それで報告したと見なす」
 そう言うと、リースがエルの上で身体を起こす。
 けげんに思いつつ眺めていると、お仕着せの裾にリースの手がかかる。
「えっ……!」
 裾の下に硬い手のひらが潜りこみ、白い靴下を穿いた足を太ももまで這いあがった。さらにドロワーズの紐が解かれ、するりと引き抜かれる。

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