マーメイド・オークション 伯爵が愛した人魚姫

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- 本販売日:
- 2010/03/05
- 電子書籍販売日:
- 2010/03/05
- ISBN:
- 978-4-8296-6530-5
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奇跡が結んだ禁断の恋
嵐の夜、人間の青年に出逢い、淡い恋心を抱いた人魚姫シェラザード。あの人にもう一度会いたい。その想いから海面に出たところを捕らわれ競売に! 買ったのは若き伯爵グリフォン。シェラザードは冷徹な彼に反発。でも危機が迫った時、グリフォンは命がけで護ってくれた。彼が見せた優しさに惹かれドキドキする心。それはあの嵐の夜を思い出させて……艶やかに描かれた恋物語。

シェラザード
人魚の王族の姫君。恋には奥手な17歳だけど、人間の青年と出逢ってしまい……。

グリフォン伯爵
フラシア国の大貴族の御曹司でオルフェスの親友。人魚に強い執着を持っている

オルフェス王子
イングラム王国の第二王子で、第一王位継承権者。紳士的な優しい性格の青年。
「でも……でも! 私は嬉しかったの! あなたが助けに飛び込んでくれてすごく……」
シェラザードがもじもじと、そう小さく言うのをグリフォンはじっと見つめる。
そしておもむろに、ベッドの上に手をつくと、苛立ったように唇に唇を重ねた。
かなり乱暴にぶつけてきたせいで、歯と歯が当たってシェラザードは一瞬ぎゅっと顔をしかめる。
だが、その激しい口づけは、シェラザードの唇を何度もついばみ、舌先を吸い上げ、どろどろになるほど激しく口腔に舌を入れては混ぜ込んでくる。
頭の天辺まで、何かが走り抜け、くらくらするほど濃厚で激しい口づけ。
「う……あっ」
口づけの激しさを何度も味あわせていたグリフォンは、シェラザードのうなじを撫で、肩を撫で、背中を激しく抱き寄せていたが、次第にその手を下へ下へと伸ばしてくる。
シェラザードのお尻を掴んで、愛おしくてたまらないというように揉んでくる。そしてその割れ目に潜り込んでくる手は、シェラザードの小さな蕾に何度も触れ、中心を探り当て、その近辺を感じるようになで回し、こすり上げた。
「あ……」
シェラザードは、おかしくなってしまいそうだった。熱いものが、グリフォンに触れられている部分からどくどくとこみ上げて、そこから全身に向かってほとばしっていく。
頭の芯までグリフォンの愛撫で燃えるように感じている。
「あ、ん……ああん……!」
「気持ちいいんだろ? こうされるのが。ここをこんな風にかき回されるのが!」
内股に伸びてきた手が、しっとりとした花弁の中におもむろに侵入してきた。
指先は、慣れた手つきでシェラザードの股間を何度も何度も執拗にこすり上げる。
「ひあ……んっ!! あぅッ」
恥ずかしいのに、声が上がった。
嬌声と言ってもいい声が、何度も何度も唇から漏れそうになる。
「どうしよう……おまえが欲しい……欲しくて欲しくてたまらない……」
体じゅうなで回されて、触られて、犯される寸前だ。
「私は……私は……」
(好きな人じゃなきゃ……絶対に……いやなはずなのに……恋する人じゃなきゃ触れられたくないはずなのに、グリフォンに触れられている。こんなにいやらしいところまで何度も何度も……!)
グリフォンは手を止めて、そして湿った股の間に長い指を突き立てた。
「気持ちいいんだろ? シェラザード。俺の人魚姫」

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