絶倫王子と婚約者
ロイヤル・ベイビー大作戦

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- 本販売日:
- 2014/08/19
- 電子書籍販売日:
- 2014/08/19
- ISBN:
- 978-4-8296-6704-0
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書籍紹介
可愛いな、何度抱いても抱き足りない
憧れの王子・ハインツの婚約者として王宮に入ったマーリン。離宮で二人きりになった途端、紳士だった彼が一変! 「一日も早く、君を孕ませなければ」と激しく求められる毎日! ベッドで、浴室で、バルコニーで、何度も何度も抱かれるうち、彼の指先が軽く触れただけで感じてしまう身体に。夜通し迫ってくる精力満点のハインツ。まだするんですか……!? 熱烈な彼との子作り生活♪
登場人物紹介

ハインツ
シュテルン王国の第三王子。昔はプレイボーイと噂されていたが……。

マーリン
リンデル公爵令嬢。相次いで父母が亡くなったため叔父に引き取られ、政略結婚させられそうになる。
立ち読み
マーリンがその考えを口にする前に、夜着の裾からハインツの指先が潜り込んだ。彼の手は積極的に動き、穿き替えた短めのドロワーズを撫でさする。
「寝るときは穿かないと聞いていたが、ひょっとして、私へのけん制──いや、貞操帯代わりかな?」
返事をせずに、マーリンはキュッと唇を噛んだ。
用意された下着の中から、丈は短めだが股間の縫い合わさったドロワーズを選んだのは彼女だった。いつもなら、寝るときは夜着一枚で他には何も身につけない。だが、脚を動かした拍子に裾が捲れ上がったら、と思うと恥ずかしくて穿いてしまったのだ。
彼の言うような、けん制のつもりなどなかった。
「でも、このほうが恥ずかしいことになるかもしれない」
「それは、どういう意味ですか? ハインツ殿下は……あっ」
ドロワーズは落ちないように腰の辺りを紐で縛っていた。それを手探りでほどかれ、隙間から彼の手がスルッと入り込む。
最初に触れたときはゆっくりした優しい動きだった。でも今は、あっという間に花芯を探り当て、激しくまさぐり始める。強弱をつけた指先の動きは、目覚めたばかりのうぶな官能を瞬く間に呼び覚ました。
「あ、あっん……待って、そこ、触ったらダメなの。そこは……やっ、やぁっ!」
愛撫は花びら全体に広がった。
長い指先は秘められた洞窟まで届き、入り口を緩々と動かされるうちに、とろりとした蜜でいっぱいになってくる。しだいに、ドロワーズの中から、クチュクチュと水音が聞こえ始めた。
「脚を閉じようとせず、開いてごらん。心配しないでいい。君を気持ちよくしたいだけだ」
「殿下……どうして、そんなこと」
「男の本能ってヤツかな」
マーリンにはよくわからない答えだ。
そもそも、どれだけ脚を開こうと思っても、自動的に閉じてしまう。どうやったら開いたままでいられるのか、そこから教えて欲しい。
ハインツの中指が蜜壺の浅い部分を掻き回し、親指で淫芽を押さえるようにこすった。
「あっダメ……それ以上、触ったら……ゆ、指は、挿れないで。あん、そこも触らないでぇ……やだ、強くしたらやぁん」
喉の奥から押し出されたのは、自分でも信じられないほど色めいた声だった。
恥ずかしくて、余計に内股をギュッと閉じそうになる。
「仕方ない。閉じられないようにしてやろう」
そう言うと、ハインツの姿が視界から消えた。
マーリンは彼の姿を見失い、彼を求めて伸ばした指先は空を掴む。
直後、腰が浮かされ、ドロワーズをスルスルと脱がされた。片足から抜き去られた瞬間、左右の脚を大きく開かされ、その間にハインツが入り込んできたのだ。
「ドロワーズの股間がぐっしょりだ。こんな場所を濡らしてしまって、侍女に知られたら恥ずかしいとは思わないか?」
マーリンは彼の言葉の意味に気づき、顔が火照った。
男女の親密な触れ合いがもたらす快感、それを知らない侍女はマーリンが粗相をしたと思うだろう。だが、そのことを知っている侍女でも、濡れたドロワーズを見られたら恥ずかしいのは同じだ。
(わたくしがハインツ殿下に……こ、こんな、いやらしいことをされて、悦んでしまったと知られてしまうわ)
あとから思えば、すでに王宮中の人間に知られてしまっているのだが、このときのマーリンはそこまで頭が回っていなかった。
慌てる彼女の脚の間を、彼は少しずつ下にずれていく。そして何を思ったのか、大事な場所に顔を埋めたのだ。
「きゃあっ! ハインツ殿下、どこに……そんな、あ……ダメ、顔を近づけないでください。ああっ、ダメです。そんなところじゃ見えてしまいますっ! あの、あ、やっ……あぁーっ!!」
羞恥の場所に生き物が這うような感触だった。ヌルヌルしたものが、淫らな動きを繰り返している。
マーリンは上半身を起こし、暗がりの中で目を凝らした。太ももを下からすくうように持ち上げられている。その間に黒髪が揺れ、赤い舌先がチロチロと蠢いた。同じリズムで淫核が嬲られ、秘所をハインツに舐められているのだと確信する。
「やめて……そんなところに、口づけたり……なさらないで」
腰を浮かせて身体をずらそうとするが、抵抗は逆にマーリンを追い詰めた。
「そんなふうに動かしたら、もっと感じてしまうんじゃないかな?」
ハインツはクスッと笑う。
そんなことはないと思いながら、クイッとわずかに腰を引くが、それで逃れられるはずがなかった。結果的にその動きを何度も繰り返す羽目になってしまい……。
「あ、あぁ……ダメ、ダメです……ああっ、ダメェ」
ハインツの舌は淡い色合いに染まった花びらを思わせぶりになぞり、ぷっくりと膨れた花芯に激しくむしゃぶりついた。しだいに花弁はしとどに濡れ、今度は溢れ出す蜜をジュルジュルと啜り始める。
マーリンは今にも気を失ってしまいそうだった。
右の足首には白いドロワーズが引っかかったまま揺れている。その、あまりにも劣情をそそる光景にマーリンは両手で顔を覆った。
彼の口淫から逃れようとすればするほど、無駄な抵抗は快楽への足がかりとなってしまう。自分では抑えようもなく、マーリンは引き返せない高みへと押し上げられる。
「い、や……こんなのは、いやなのに……ああ、もう、もうダメ……ああーっ、いやあぁーっ!」
喉の奥から切ない声が漏れ、我慢できず、リネンのシーツを力いっぱい握り締めていた。下肢が戦慄き、爪先まで力が入る。
ハインツに舌を這わされた部分が、じわじわと温かくなっていく。その温もりは割れ目を伝い臀部にまで流れ落ちていった。
頭の中が真っ白になる。
何も考えられない。
やがて、ふたりの身体が重ねられ、男の昂りが愛液の伝った部分をこすっているのに、彼女はされるがままになっていた。
「マーリン、ここは“白夜宮”だ。お互いに、求め合うことが許される場所なんだ」
「ゆる……される……の?」
荒い息の合間にマーリンは必死で言葉を紡ぐ。夜目にも艶めく白い胸が、零れる吐息とともに上下した。
ハインツの額が彼女の額に重ねられ、彼の呼吸も乱れていることを知った。
「君が欲しい。君のすべてを私のものにしたい。もう、堪えきれない。神も王も許してくれる、あとは君だけだ」
「わたくし……だけ」
「そう、今よりもっと先まで進もう。もう少し先だ。果てしなく先じゃない。ほんのちょっとだけ。頼むマーリン、うなずいてくれ」
この瞬間、マーリンには彼の声が“彼女を愛するあまりの情熱的な求め”に聞こえてしまった。
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