三人の王子の独占愛
みだらな政略結婚

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- 本販売日:
- 2016/09/17
- 電子書籍販売日:
- 2016/09/17
- ISBN:
- 978-4-8296-6775-0
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愛し合う時は四人一緒に――
三王子の妻になったリディ。フレデリクは優しく、レナルドは蠱惑的、ブライアンは人懐こくて闊達。魅力あふれる三人に囲まれ、ベッドの上では四人一緒に激しく乱れ――。唇、胸、敏感な下半身を同時に刺激されれば、身体は火照り、夜を迎えるたびに全てが欲しくなってしまう。私一人が、こんなにたくさんの愛をもらっていいの!? 王子達の愛を一身に受ける極甘溺愛新婚生活!

フレデリク
セラフィナイト国の第一王子で次期国王。心の奥には情熱を秘めている。リディには優しく紳士的。

レナルド
セラフィナイト国の第二王子。艶っぽい容姿で女性からモテモテ。だがリディと婚約してからは、彼女ひとすじに……。

ブライアン
セラフィナイト国第三王子。天然のワンコ系で、人懐っこく、誰とでも仲良くなれるが、恥ずかしがり屋。

リディ
エンジェライト国の姫。国の危機を救うため、セラフィナイト国の三人の王子のもとに嫁ぐことに。最初は戸惑うが……。
声を出すわずかな振動だけでも、媚薬で敏感になったリディの身体にとっては大きな刺激となって襲い掛かってくる。
「ぁっ……や……ぁ……」
お腹の奥がぞくぞく震えてまた蜜が溢れ、ナイトドレスを通り越してシーツにまで滲みこんでいた。
三王子の視線が、欲情して身悶えするリディに注がれる。
「や……見ないで……お願い、だから……こんな……っ……見ないで……わ、私、嫌われたくない……」
優しい三人といえど、さすがにこんな淫らな姿は軽蔑するだろう。拭って貰った先から涙が溢れ、リディの視界が歪む。三王子からの軽蔑の眼差しを想像すると、胸が押しつぶされそうだ。
すると三王子がそれぞれ視線を合わせ、示し合わせるようにこくりと頷く。言葉は交わしていないけれど、視線で会話しているようだった。
何を示し合ったのだろう。
リディに幻滅したと視線で語り合ったのだろうかと、今のリディは痴態を見せた羞恥心で暗い方へばかり考えてしまう。
三人が動くのを見て、ようやく一人になれるのだと安堵した。
激しい疼きが辛くて、ぎゅっと目を瞑る。一晩経っても媚薬の効果は持続するというのだからどうしたらいいだろう。
幼い頃、リディは風邪を引いて高熱を出したことがある。
翌日は兄の誕生日で、盛大なパーティーが開かれる予定だった。優しい兄のことだ。「自分の誕生日を放って看病をする!」と言い出しかねないからと、リディは誕生日パーティーが終わるまで熱があるのを隠し、普段通りの姿を演じることに成功した。その時の要領で、明日からこの激しい疼きに耐え、平気である素振りをすれば……。
「……っ……」
本当に出来るだろうか。高熱よりも辛い。まともに立っていることすら難しいかもしれない。
衣擦れの音が聞こえた気がした。
もう三王子は去ったはずなのに、まだ人の気配を感じる。
目を開こうとした瞬間、何かに唇を塞がれた。
「ん……っ!?」
な、何?
驚いて目を開くと、そこには去ったはずのフレデリクの顔があった。
え? ど、どうして?
ちゅっと啄まれ、リディは初めて自分が彼に唇を奪われていることに気付く。混乱しているとフレデリクは上唇と下唇を巧みに動かし、リディの唇を食んで刺激する。
「んぅ……っ……んっ……んぅ」
なぜフレデリクに唇を奪われることになったのだろう。混乱していると刺激が襲ってきて、リディはびくびく身悶えする。
自分で唇に触れても全く何も感じないのに、フレデリクに啄まれるたびに身体が跳ねてしまう。
唇がこんなに敏感だとは思わなかった。いや、媚薬の効果のせいもあるのだろうか。
「ん……ぁ……っ……んぅ……っ!」
喘ぎが零れた唇の間を通って、フレデリクの長い舌がヌルリと潜り込んでくる。長い舌が狭い咥内を探るように動く。
頬の内側や口蓋をなぞっていた長い舌は、やがて戸惑う小さな舌を見つけた。リディは弾かれたように舌を引っ込めようとする。それは嫌だからでも、戸惑っているからでもなく、反射的なものだった。
けれど長い舌は逃してくれない。あっという間に小さな舌に絡むと、自身の存在を教え込むようにヌルヌル擦り付けてくる。
火照って渇いていた口の中は瞬く間に飲み切れないほどの唾液に溢れ、飲み切ることが出来ずに唇の端から零れてしまう。
「んっ……んんっ……んぅっ……!」
触れられているのは唇と舌なのに、擦り付けられるたびに、直接触れられているみたいにお腹の奥が激しく疼く。
どうして、こんなことに……?
「嫌いになどなるわけがないよ。可愛いリディ、出て行って欲しいなんて寂しいことを言わず、どうか俺たちに身を任せて」
レナルドが両胸の前で交差させた手を解き、手の甲にちゅっと口付けを落とす。
再び露わになった二つの膨らみの頂点は先ほど以上にナイトドレスを押し上げていて、薄らとピンク色が透けていた。
先ほどまでならすぐに気付き、なんとしても胸を隠そうとするだろうけれど、度重なる衝撃に狼狽して、解かれた手を元の位置に戻すことが出来ない。
「んっ……!」
すると、胸元からシュルッと布の音が聞こえる。汗ばんでいた胸元にスゥッと心地いい冷たい空気と、焼けそうなほどの熱い視線を感じた。
何……?
違和感を覚えた胸元に恐る恐る手を伸ばすと、指先に布の感触ではなくて肌の感触が伝わってくる。
「……っ!」
胸元のリボンを解かれたのだとようやく気付いた。ミルク色の豊かな胸の頂点は食べ頃の果実のように赤く色付き、ツンと尖っている。
「ああ……なんて綺麗な胸なんだろう。リディ、キミは罪作りな女性だね。俺はキミを知れば知るほど夢中になってしまうよ」
リボンを解いた犯人は、レナルドだったらしい。
深く甘い口付けに何もかもとろけそうになる。しかし羞恥心だけは、しっかりと残っていた。
「んっ……んぅっ……」
隠そうと慌てて手を伸ばすよりも先にレナルドの手が膨らみを包み込み、感触を楽しむように指を動かす。
「……っ……!」
「ああ、極上の感触だ……ドレスやコルセットの下に、こんなにも素晴らしいものを隠し持っていたんだね」
レナルドはミルク色の胸に指を食い込ませながら、真っ赤になった耳に口付けして意地悪に囁く。
「んっ……んんっ……」
耳に、胸に、唇に──次々と刺激が与えられていく。
目を開くと、視界の端にブライアンの姿が見える。
助けを求めるように手を伸ばすと、ブライアンがその手を握ってくれた。
よかった。これでこんな淫らな状況を打破出来る。目が合っただけで頬を染める彼のような純粋な人ならば、きっとこんなことは止めようと進言してくれるはずだ。
しかしブライアンは、頬を赤く染めながらも、フレデリクとレナルドに淫らに触れられ、あられもない姿をしているリディから目を逸らそうとしない。瞳に熱を宿し、男性の顔をして彼女を見つめていた。
「ごめんね、リディ……でもオレたち、こんな状態のキミをこのまま放ってはおけない……」
ブライアンはリディの手をぎゅっと握りながら、もう片方の手をミルク色の胸に伸ばす。
「──……っ!」
指先が触れた瞬間、リディがびくんと身体を揺らすと、驚いたのか弾かれたように手を離しそうになるが、それはほんの一瞬だけだった。大きな手の平で包み込むと、恐る恐るといった様子で胸を包み込んだ指を動かし始める。
「すごい……こんなに柔らかいなんて……」
「んん……! んっ……んんっ……ふっ……んん……!」

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