溺愛婚
絶倫公爵は愛しの薄幸令嬢をなんとしても妻にしたい

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- 本販売日:
- 2018/05/17
- 電子書籍販売日:
- 2018/05/17
- ISBN:
- 978-4-8296-6833-7
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公爵様の愛が大きすぎるんです!!
「君は運命の人だ」舞踏会で公爵ジェラルドに見初められたエステル。彼は初恋の人。連れていかれた屋敷で甘々な溺愛生活が待っていた▽ 情熱的なキスと巧みな指に蕩かされ、じっくりと性感を開発されていく。「いやらしい君をもっと見せて」雄の楔で穿たれれば息もできないほどの快感に襲われて。愛を惜しまない公爵に惹かれていくけれど、エステルには彼に言えない秘密が――!?

ジェラルド
若くしてアルビオン王国の海軍卿に抜擢された公爵。名うてのプレイボーイとの噂で、舞踏会で見初めたエステルを奥方代理として家に招く。

エステル
爵位停止となった伯爵家の令嬢。ジェラルドに憧れを抱いている。ある目的のため、遊び人のフリをして彼に近づくが……。
ジェラルドはエステルの下半身をベッドに降ろすと、両足を大きく開いた。その真ん中、暴かれた秘所をまじまじと見つめる。
「まだ毛がほとんど見えない。ここだけを見ているとまるで処女のようだ」
それはそうだ、だって本当に処女どころか、男に触られたことさえないのだから。エステルは赤い顔を隠すように俯いた。
「あの、恥ずかしいので……あまり、見ないで……」
「なるほど、じゃあ見ないで触ることにしようか」
「えっ、それはっ」
「どうした? ご希望通りだろう?」
ジェラルドの指は下腹に触れ、ゆるゆると遊びながら下に向かっていく。触れるか触れないかの刺激に、エステルはきゅっと口を引き結び、自分の肩を抱きしめた。身体の奥が熱くなる。何かが溢れてきそう。
指先は和毛をかき分け、やがて秘部を撫でる。
「思ったよりも濡れているね」
「え……あっ」
驚いたエステルは腰を震わせた。足の間の、敏感な部分に触られたのだ。ちゅぷ、とその湿り気をジュラルドが指で拭う。
「ほら、とろりとしてる。君はどうやら上半身だけで深く感じてしまったようだ」
指先は確かに液体を纏っていた。これが愛液という奴だろう。小説には、愛撫されると膣内から出てくるものだと書かれていた。
だが理性では分かっていても、感覚がついてこない。自分の身体はこんなに多情な液を滴らせるのだと知って、エステルは顔が熱くなるほど恥ずかしかった。
しかしそこが膣だとするなら、ジェラルドの性器を、その穴に入れるのだろうか。
思っただけで奥が揺らめき、エステルはおかしな気分になった。いまの気持ちは……?
「入り口まで零れるほどとは、すごいね。奥も十分潤んでいる」
ジェラルドは笑うと、指先を花弁の中に差し入れる。
「あ、だめ……!」
声とは裏腹に、柔らかな内部は彼の指を深く受け入れてしまう。ずぷん、と関節まで差し入れられると、奥からもっと蜜が流れてくる気配がした。とろりと滴り、入り口を、太股を伝って流れていく。
「やあ……っ、どうして……こんな……」
「感じやすいんだよ、君は。花弁も色が薄くて綺麗だ。本当に夜露を乗せる薔薇の花のよう……かつての男性たちはずいぶん君を大事にしたと見える」
声にはどこか、棘のある物言いが含まれている。非難だろうか、それとも嫉妬?
そんなはずはない。エステルは心の中で考えを振り払った。ジェラルドが自分の過去に嫉妬をするはずがない。恋多き女を、遊びで連れてきただけ。
それに彼も遊びのはずだ。エステルが、そうだと告げておいたように。
ジェラルドはシャツを脱ぐと脇の椅子へと放り投げた。エステルは慌てて目を逸らす。
「どうした、男の裸など見慣れているはずだろう?」
「そう、ですけれど……!」
ちらりと横目で見た彼の肢体は驚くほど引き締まっている。午前に乗った軍艦にも半裸の水兵がいたが、これほど均整のとれた肉体ではなかった。肩幅の広さと背の高さは生まれつきだろうが、しっかりした筋肉は鍛えられたものだ。洋服の上からではとてもこの逞しさには気付かないだろう。
研ぎ澄まされた肉体の上には端整な顔と、緑の双眸。裸の姿でさえあまりに整っていて、ついつい見惚れてしまう。
その唇が、ちゅ、と奪われる。
「よそ見していていいのかい? ほら」
「あんっ」
ぐり、と秘壺に指を差し込まれ、エステルは腰を跳ね上げた。節張った指はうねうねと襞の上を這い回る。花園に侵入した蛇のように、蛇行しながら奥へと潜り込んでくる。
「ふ、う……」
入り口では快楽を覚えたが、奥へ進むと痛みが走った。だがエステルは必死に悲鳴を我慢した。自分は経験のある女だと思われているのだから、こんなことで声を上げてはいけない。
「どうした、苦しそうだね……」
「い、いいえ、……大丈夫、です……」
「もっと欲しいってことかな? なら、これで満足させてあげよう」
ぐちゅりと音がしてもう一本の指が入り込む。エステルは腰を引きそうになったが、ジェラルドの手ががっちりと足を押さえ込んだ。二本の指はそれぞれに腰の奥をかき回す。襞をなぞり、穴をなぞられるたびに、にゅぷっと音がするのが恥ずかしかった。
「ひ、あぁ……」
荒い息をつき、エステルは頭をシーツに擦りつけた。身体の中を這い回る痛みと快感。最初は痛みが多かったはずなのに、弄られるたびに快楽が勝っていくように思えてくる。くに、とジェラルドの指が内部を引っかけるように動いた。
「ここがいいところなのかな。まだ浅い。恋多き、という割には使い込んでいないな」
「あさ、い……?」
「経験豊かな女性は奥で達する。だがまだ経験の少ない女性は入り口の近くがいいらしいな。そこを、こうすると……」
指で秘部を軽く押し開き、ジェラルドはその真ん中、芯の部分をちゅっと吸い上げた。
「ひゃっ」
いままでにない、ゾクゾクした気配が背中を上っていく。腕に鳥肌がたつほどだ。その間にもジェラルドは舐めるのをやめない。小さな肉粒を口に含み、きつく吸い上げる。
「ああっ、あ、あ!」
いったいこの感覚はなんだろう。不快? 快感? そのどちらとも判別がつかない。腰の奥からジャムが流れ出すよう。エステルが腰を打ち振るっても足を押さえる手は揺るがず、むしろお仕置きをするように、ジェラルドは穴の中へ舌を差し入れた。
「や、だ、めぇ……!」
彼の舌はざらついて熱い。それが自分の中をかき回していく。指よりも粘つく感覚に、エステルはびくびくと腰を揺らした。ジェラルドは秘部にかぶりつくようにそこを吸い上げ、差し入れ、蹂躙していく。
「君の中はどこも柔らかい。処女雪を汚すようでゾクゾクするな」
彼は上目遣いにエステルを見た。緑の瞳はギラギラして、獰猛な感情が浮かんでいる。息も荒く、本当にしなやかな獣に襲われているような気持ちになる。秘部に吸い付かれ、舌で嬲られればなおさらだ。
「ああ、ぁああっ、あ……」
ふっくりと持ち上がった花の芯を、ジェラルドの舌が執拗に弄ぶ。舐めて、しゃぶって、時折軽く歯を当てて。そのたびに焼かれるような熱さが伝わり、エステルは大きく身体を揺らした。これは快楽の炎だ。秘部を炙られると広げられた足の先までぴくぴくと痙攣してしまう。
「かわいいね、つま先まで痙攣して。前戯がお気に召したようでなによりだ」
じゅうっと大きく吸い付き、花弁にキスを落としてから、ジェラルドは身体を起こした。
「かなり柔らかくなったし、そろそろいいか」
言いながらエステルの足を降ろし、彼はベッドから立ち上がった。どうしたのだろう。まさか、続きをする気がなくなってしまったのだろうか……。
ジェラルドが安心させるように片目をつぶってみせる。
「どうも私のはずいぶん大きいらしい。きちんと潤滑剤を塗らないと、その……慣れないうちは入らないんだよ」
するするとスラックスを脱ぎ、今度こそ全裸になる。その足の間に屹立したものを見て、エステルは悲鳴を上げかけた。
「そ、れはっ……!」
「な、言っただろ?」
残念そうに、でもどこか誇らしげに言いながらジェラルドはクリームの壺を取り出し、そこに塗っていく。エステルはごくりと唾を飲み、恥じらいも忘れてまじまじとそこに見入った。
男の人のそこって、こんなに大きいものなの……!?
もちろん、他の人のそこを見たことはない。恋愛小説の描写では『海亀の頭のよう』とか、『屹立する糸杉のごとく』なんて書かれていたから、大きさの感覚も分からない。
でもこれは……こんなに、九インチもある塊は、まるで砲弾だ。
修道院や教会にも聖なる像はある。だが半裸でも何気なく秘所が隠されているから、こんなにしっかりと男性のそれを見たことはなかった。
いま相対しているものは、それらとはまるで違う。隆起した塊には生々しい血管が浮き上がり、別個の生物として動き出しても違和感はない。
おかしい。恋愛小説の中では女たちが手で弄び、美少女たちは軽々と口に含んでいたはずだ。だがこの大きさではとても無理だ。
しかもこれが自分の中に、秘所に入ってくるなんて……。
頭の中が混乱している間に、ジェラルドは再びベッドに戻り、エステルの上へとのしかかった。
「君もちゃんと濡れているようだし、経験も豊富なら大丈夫かな」
足を摑まれ、さらに大きく開かれる。秘部を確認するように撫で、彼は自分自身の大きなそれを押し当てた。

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