完全版 超甘W
マリアージュ!
騎士による姫のための究極ラブラブ物語

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- 本販売日:
- 2019/01/17
- 電子書籍販売日:
- 2019/01/17
- ISBN:
- 978-4-8296-6858-0
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さらにいちゃいちゃ!? 書き下ろし番外編収録!
アメルハウザー王国に今日もイチャイチャの嵐が巻き起こる!? 偽装婚約のハズが、幼なじみの騎士王子レオンハルトに本気で溺愛されまくって戸惑うクラウディア。23歳年上の婚約者アルブレヒトとラブラブになりたくて、夜這いをかけちゃう(!)王女シルヴィア。2カップルが繰り広げるラブラブ合戦! さらにそれぞれの恋バナで盛り上がる☆書き下ろし番外編も収録した完全版!
▽Contents▽
『フェイク・マリアージュ 騎士v姫v狂想曲』
『スウィート・マリアージュ おじさま騎士と甘い初夜』
書き下ろし番外編「秘密のお茶会/極秘の飲み会」

レオンハルト
アメルハウザー王国の第二王子であり騎士。クラウディアとは幼なじみで、幼い頃に結婚の約束をしている。

クラウディア
地方城伯の令嬢。レオンハルトに偽装婚約を持ちかけられるが、あまりに甘やかされるので困惑中。

アルブレヒト
アメルハウザー王国騎士団の軍務隊長。シルヴィアが生まれた時に婚約相手に指名された。

シルヴィア
アメルハウザー王国王女。生まれた時から決まっている婚約者(アルブレヒト)が好きで好きで仕方がないのに相手にされず……?
「……も、もう、逃げないから、こういうことは婚約式が終わってから」
「駄目だよ、クラウディア」
「え?」
「一回、逃げようとした罰。もう絶対に逃がしたくないからね」
凄く楽しそうに笑うレオンハルトの瞳に囚われて、動けなくなっていれば唇が重なった。
ぬるりとした舌が口の中に入ってくる。反射的に噛みそうになってレオンハルトの舌を噛んじゃいけないと少し大きく口を開ける。
「んんっ……」
だけどそれがいけなかった。噛んじゃいけないと思って、口を開けたのに舌は奥まで入ってくる。
苦しい。なのに口蓋を舐められるとぞくぞくとした何かが這い上がってきて肌が粟立つ。擽ったいのか痒いのか気持ち悪いのか、わからないからクラウディアは動く指でレオンハルトの髪を引っ張った。
「んーっ、んっ!?」
止めてと言ったつもりだったのに、口の動きでレオンハルトが笑ったのがわかる。
でも駄目だ。こんなのは駄目だ。キスぐらいクラウディアだって知っている。挨拶のキス以外はしたことなんてないけど、それでも知っている。
これは駄目なことだと、これは禁忌であり冒涜であり背徳だと、急に恐ろしくなった。
だってレオンハルトが罰せられてしまう。
誰に。教会に。神に。自分ならばいい。自分だけならいい。自分にとっての神であり信仰の対象はアメルハウザー家だ。救ってくれたのはアメルハウザー家で、助けてくれたのはレオンハルトだった。
まだ、頭の中がおかしいのかもしれない。
冷静な自分もいるけど、冷静じゃない自分もいる。ただ焦りが大きくなって心の中で膨らんで、どうしようもなく破裂しそうになる。
「……んっ、レ、オン」
どうすればいいのだろうか。レオンハルトは悪くない。自分だけが悪いと教えるにはどうすればいいのだろうか。
焦って混乱したクラウディアは、全て自分のせいになればいいと震える声を出した。
「……して」
触れるぐらいに近くにあるレオンハルトの唇を舐める。ぴくりと揺れた頭を撫でて全部を自分に渡せと唇を噛む。
「わ、たしが……して、欲しい……」
「……うん」
「し、らな……知らないけど、なにも……でも……」
「うん」
唇を舐められる距離では、レオンハルトの緑色の瞳しか見えなかった。
深く濃い緑の目に自分が映っている。あまりに近くてぼやけて見えるけど、見られるのが恥ずかしくて瞼を閉じる。
神様からレオンハルトを守るのは、悪魔になることなのだろうか。
だってレオンハルトの唇が甘い。舌先を噛まれてちゅっと吸われると鳥肌が立った。
「んぅっ、んん……」
「クラウディア、好き、大好き」
もうタオルは解けているのだろう。震える肌を熱い掌が撫でていく。胸を触られ少し驚いて身体が跳ねれば、笑うレオンハルトの唇に舌を噛まれた。
どきどきうるさい心臓の音が聞こえてしまうかもしれない。
悪いことをしていると自覚しているから、肌は怯えて敏感になる。
「んっっ!?」
柔らかく撫でるように触ってきた掌が、胸の突端を掠めて身体が震えた。
自分で気にしたことのない場所なのに、レオンハルトの手と何が違うのだろうか。身体が震えたのに気付かれたのか、宥めるように唇を啄ばむレオンハルトは、何度も乳首を撫でる。
自分の身体なのに何の感覚かわからなくて、痒いのか痛いのかわからないから、身を捩れば指が乳首をきゅっと抓んだ。
「あっ……」
「……痛い?」
高い声を出せば指の力が抜ける。でも離してはくれない。指の腹を擦り合わせるみたいにして乳首を弄る。
でも聞かれてもわからないからクラウディアは顔を顰めた。
「わ、わかんない……痛く、ないけど……痛いのかも……」
「……じゃぁ、舐める」
「え?」
妙に真剣な顔をしていたレオンハルトが、移動して赤くなっていた乳首をぺろりと舐めた。
拘束されたままの腕がレオンハルトの首から抜けたのに、さらさらの髪を掴んでしまう。
「い、痛くないから……痛くないから、吸わないでっ」
何が面白いのかわからないけど、レオンハルトは尖った乳首で遊んでいるように感じる。吸ったり齧ったり舐めたりするから、胸がひりひり熱をもってきた。
背中に悪寒のような何かが走り抜ける。体温が上がって汗が出てきたような気がする。
痒いのか擽ったいのか痛いのか、混乱した頭では何も整理できない。
「もっ、やだっ」
「逃げない……僕だって初めてなんだから、協力してよ」
「……んんっ、だ、だって」
いつまで胸を舐めているつもりなのか、レオンハルトの髪を掴んで引き剥がしたいのに指に力が入らなかった。
遊んでいるとしか思えない。だって齧って身体が跳ねれば宥めるように舐める。掌は反対の胸を揉んだり脇腹や腰を撫でている。
なんだか怖いから身を捩って押さえつけられ、脚を動かせば濡れた音が聞こえてきた。
「ひっっ!? レオンっ!」
「……お願い、逃げないで」
「だっ、だって、だってっ! そんなとこっ」
脚の合間にレオンハルトの手が入り込む。壊れ物を扱うみたいに、ゆっくりと割れ目を指で撫でる。
その指が、レオンハルトの指が、濡れているのがわかって恥ずかしかった。
「ぬ、濡れてる? な、んで……」
「濡れるんだって。おかしいことじゃないみたい」
「ほ、んと?」
「うん」
胸を舐めていたレオンハルトが顔を上げて笑う。ならば大丈夫だろう。レオンハルトがおかしくないというなら大丈夫だ。
ほっと息を吐けば指の動きが鮮明にわかって恥ずかしくなる。割れ目にそって優しく撫でる指はぬるりと媚肉に埋まっていく。
下から上へ何度も何度も撫でられると、何か引っ掛かる箇所があった。
「きゃっ!? やっ、やぁっ!」
「……い、痛いの?」
「やだっやだっ駄目っ!」
撫でられると酷く身体が跳ねるところがあって、何なのかわからないから声を上げればレオンハルトは指を引く。弄られずにすんだと安心していたのに、膝の裏を掴まれて脚を大きく広げられた。
腰がベッドから浮き上がる。脚はレオンハルトの肩に担がれて、濡れている陰部を曝す格好にさせられる。
ないだろう。さすがにコレはないだろう。
涙目になって拘束された手でレオンハルトの腕を叩けば、顔が陰部に近寄った。
「駄目っ! ほんとに駄目!」
「……だって、痛いなら舐めないといけないって」
「やぁあっっ!?」
身を捩って逃げようとしても腰をがっちり掴まれているから逃げられない。息がかかるぐらい覗き込まれてクラウディアは自分の顔を手で隠した。
駄目だ。駄目だろう。そんなの駄目だ。
何をされるのか、何をしようとしているのか、あの深い緑の瞳で何を見ているのか、想像するだけで恥ずかしさで死にそうになる。
「だめ、レオン、だめ……」
「……ここ、かな? 腫れてる」
「っっ!?」
指で弄られぷくりと腫れた突起に吸い付かれた。
ばくりと身体が跳ねる。押さえ付ける手がなければ、ベッドから転がってでも逃げただろう。だって舌先で嬲られる。転がすように弄る舌は、クラウディアのまだ隠れている突起を暴こうとしていた。
『フェイク・マリアージュ 騎士v姫v狂想曲』より

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