王室教育官の淫らな手ほどき

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- 本販売日:
- 2019/03/18
- 電子書籍販売日:
- 2019/03/18
- ISBN:
- 978-4-8296-6863-4
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教え甲斐のあるいやらしい身体だ
兄の身代わりで男装していたことがバレて、教育官ジュリアスに“指導”を受けることになった王女アンリ。最初はキスだけだったのに、次第に大胆になる愛撫。快感を教えこむように身体を嬲られ蕩けてしまいそう。「もう我慢できそうにない」苦しげに言う彼が愛おしくなり、熱い欲望を求めれば、ご褒美とばかりに無上の悦びが身体を貫いて――。憧れの人に翻弄される、極上の艶物語!

ジュリアス
29歳。若くして王家の教育官をしている優秀な美青年。慇懃な態度をしているが、実際はクールな俺様系の公爵。アンリにだけはイジワルな一面を見せる。

アンリ
幼い頃からジュリアスに恋をしていた王女。好奇心旺盛でおてんばな一面がある。双子の兄・アルベールがお忍びで城を抜けるとき、身代わりにされることがある。
「貴女は初心だな。おいで」
ジュリアスが傍らに屈んで、彼女を抱き上げてくれる。
アンリは抵抗する気力もなく、窓辺の椅子に腰かけたジュリアスの膝に、向かい合う体勢で座らされた。
後ろで一つに括られた髪が解かれて、肩に滑り落ちてくる。
「あ……」
「美しい髪だな。肩に降ろしていたほうが似合う」
「ねぇ……私は今日、お兄様の身代わりとして、ここにいるの。これ以上は……」
「こんな身体をした王子はいない。いるとしても王女だな」
女の証と言うべき乳房を優しく揉まれたので、アンリは身震いしながら、ジュリアスに抱きついた。
兄の部屋で、こんなにも淫らな行為をしてはいけないと理性が叫んでいるのに、ジュリアスに口づけられて舌を挿しこまれると、何も考えられなくなっていく。
「んっ、はぁ……だめ……逆らえ、ない……」
「逆らう必要はない。貴女は俺の婚約者なのだから」
「……は……婚約者……」
「そうだ、いずれ俺の妻となる。妻になったら、こうして夜ごと愛でるつもりだ」
身体を持ち上げられて、胸のふくらみにしゃぶりつかれた。
張りのある乳房を口に含んで舐める公爵を見下ろしながら、アンリは瞳を潤ませる。
「っ、ジュリアス……あなた……別人みたいよ」
「俺は本来こういう人間だ。アルベール殿下は、貴女に忠告しなかったのか」
アンリは記憶を探り、そっと瞼を伏せた。思い当たる節がある。
──僕に対しても遠慮のない言葉遣いをするし、とても意地の悪い男だから。
「……言葉遣いに遠慮がなくて、意地の悪い方だと、言われたわ」
「殿下は相変わらずだな。しかし、あの方の言葉はいつも的を射ている」
「あなたのその言葉遣いは、結構好きよ」
「ほう。そうか」
「気になるのは、もう一つのほうかしら……意地悪なの?」
「自分では分かりかねるな。貴女はどう思う?」
「……まだ、分からないわ」
「そうだな。まだ、貴女に意地悪をしていないから」
その時の公爵の顔には、とても意地の悪い笑みが浮かんでいた。
アンリは、なんとなくアルベールの忠告の意味が分かった気がした。
「これから、意地悪するつもり?」
「さてな。貴女の反応次第では、したくなるかもしれない」
意地悪どころか、そのうち苛められてしまうのではないかと、アンリは心のどこかで予感したが、賢明なことに口には出さなかった。
彼と顔を寄せ合って話をしながら、会話の合間にも軽い口づけを受ける。
「ん……はぁ……」
「仕事中だ。悪戯はこれくらいでやめようと思ったが、気が変わった」
ジュリアスがアンリを抱きかかえて、彼女の腰を撫でながら白いズボンの紐を解く。
「ここから先は、教育官として指導をしよう」
「指導って、どうして?」
「貴女は殿下の身代わりでここにいるのだろう。殿下は訓練の時間を忘れて、俺を訓練場で待たせた。これは指導しなくてはいけない」
「それは、お兄様のせいでしょう」
「身代わりなら、貴女が指導を受けなくてはならないな」
事情を知っているくせに、それは暴論だと思ったが、アンリが返す言葉を選んでいる間に、ジュリアスが先を続けた。
「それに、貴女は懲りずに男装をして現れた。身体の線が露わになるからやめろと言ったばかりなのに、それを破った貴女は指導の対象になる」
「……お兄様のしたことと、私のしたことが一緒になっているわ」
「必然的に、指導の量も二倍になってしまうな」
「そんな……」
「ついでに言うと、アルベール殿下に対して鬱憤も溜まっているんだ。貴女で発散させてもらう」
「そういうの、なんて言うのか知ってる」
「聞かせてくれ」
「八つ当たり」
アンリが口を尖らせながら呟くと、ジュリアスが笑みを浮かべて唇を奪っていった。
「では、王女殿下。八つ当たりを受けてもらおうかな」
「……あとで、お兄様に文句を言うわ」
「そうか。ならば俺は、貴女が誰にも言えないようなことをしよう」
ズボンを引き下ろされて、足の間に指が這わされる。
アンリは声を押し殺して赤面し、顔だけに留まらず首まで赤くなった。
ジュリアスは内腿を撫で、恥部の茂みをかき分けて媚肉を探る。
「っ、ん……はっ……」
「少し濡れている。キスで感じたんだな」
アンリは足の奥を探る艶めかしい指の動きに身震いする。
蜜口を見つけられて指先でなぞられた。少し、違和感がある。
「はぁ……ねぇ、ジュリアス……そこは……」
「今日は指だけで許そう」
甘く口づけられて、前歯で唇を食まれた。
拙く舌を絡め始めると、足の奥を探っていた指が蜜口にめりこんでくる。
「うっ……」
疼痛に身を捩れば、すぐに指が抜かれた。
「アンリ」
初めて呼び捨てにされて、アンリはしばし、動きを止める。
「私の名前……」
「敬称が必要だったか」
「いいえ……呼び捨てで、いいわ」
「ならば、二人の時はアンリと呼ぼう。口を開けろ」
言われた通りにすれば、ジュリアスの指が入ってきた。
「舐めるんだ」
「……ふっ、ん……」
従順に従うアンリの姿を、彼は眺めている。
指が唾液まみれになった頃、ジュリアスが口から引き抜いて足の奥へと伸ばした。
媚肉に指の腹をこすりつけ、蜜口に唾液の力を借りて指を押し入れる。
「んっ、はぁ……」
ジュリアスの指が隘路にゆっくりと挿入されていった。
しかし、第一関節が入った辺りで抜かれる。そしてまた、挿しこまれた。
しばらく、浅いところで抜き差しされる。
「は……あ……あ……」
アンリは足の奥への愛撫と共に、乳房を揉まれ、指の腹で先端を押し潰された。
ジュリアスの膝の上で彼の思うがままに乱されながら、初めての経験に堪らず、か細い喘ぎを零す。
「あぁ……ジュリアス……」
蜜口へと挿入された指の動きが、愛液の助けも借りて徐々に滑らかになってきた。
甘えるように唇を押し当てると、ジュリアスは受け入れてくれた。
「んっ、ふーっ……ん」
肌をなぞる指の動きが、アンリの感覚を刺激していく。
「……ん、んー……あ、ぁ……」
胸を揉まれるのは、気持ちがいい。
キスは、心地がいい。
足の間を探られるのは……違和感があるけれど、同時に不思議な感覚がする。
アンリがジュリアスの首にしがみついてキスに没頭していたら、入り口付近を出し入れしながら拡げていた指が、奥へと押しこまれた。
「あっ、ん……!」
思わず、身体が跳ねる。逃げようと腰を浮かせるが、挿入された指が追いこんでくる。
「はぁ、っ……やっ、あ……」
「じっとしていろ」
ジュリアスがそう命じて、片腕が腰に巻きついて押さえこまれた。
挿入された指の動きが少し速くなる。
「んっ、んっ……」
アンリは身震いすると、ジュリアスの肩に掴まって軽く首を反らせた。
内壁を指で拡張されるのは、薄らと疼痛があるのだが、耐えられないというほどではなかった。
アンリは天井を仰ぎながら、か細い声を上げる。
「……あ、っ……んん……」
片手を口元に当てて震えていたら、彼女の反応を窺っていたジュリアスが指を抜いた。
彼はアンリを抱えて立ち上がり、自分の代わりに椅子へと座らせる。
「今度は、なに……?」
「指導の続きだ」
ジュリアスは細くしなやかなアンリの足から、脱げかけのズボンと白いハイソックスを抜き取ると、床に膝を突いた。
アンリの足を広げて肩に乗せながら、彼が足の間に顔を埋めてくる。
「えっ、ジュリアス……!」

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