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魔王の娘なのに、勇者さまから溺愛されるなんてアリですか?

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書籍紹介

俺達、相性ぴったりだね?

トラックに轢かれ、転生したら魔王の娘になっていた! 勇者が倒しにやって来て殺されると思いきや、突然のプロポーズ!? 驚き戸惑いながらも、私を大切にしてくれる優しい彼に惹かれていく。抱擁を受け入れれば、甘く蕩ける夜が待っていて。巧みな愛撫は快感を呼び覚まし、淫らな悦びに震えてしまう。「ずっとキミを想って生きてきた」意味深な囁きに、幼い頃の記憶が蘇り――?

ジャンル:
西洋 | ファンタジー
キャラ属性:
王子・王族・貴族
シチュエーション:
幼馴染・初恋の人 | 甘々・溺愛 | 新婚
登場人物紹介

ハインツ

若き公爵であり、選ばれし勇者。魔王を倒し、その後魔王の娘であるリーナにプロポーズした。

リーナ

もともと病弱な日本人だったが、転生。魔王の父と人間の母の間に生まれた子。魔族としての能力を殆ど持たない。

立ち読み

  花恋という名前は、花のような鮮やかな恋ができるように……というロマンチックな願いを込めて付けられた。
 でも、私は恋どころか、日常すらまともに送ることができていない。小さい頃から身体が弱く、入退院を繰り返しているのだ。
『お前のおじいちゃん、心臓が悪いって言ってなかったか?』
『何それ、私の家系のせいだって言いたいの?』
『そうは言ってないだろ! ったく、お前は本当に卑屈な女だな』
『卑屈にもなるわよ! 私ばっかり大変な思いして……あなたは仕事、仕事ってちっとも協力してくれない!』
『俺はこの家のローンやお前たちの生活費と花恋の治療費のために必死で頑張ってるんだから仕方ないだろ!』
『ふん、どうだか。仕事なんて言って、飲みに行ってるんじゃないの!?』
『ふざけるな! 俺がどんな思いで働いてると思ってんだよ!』
『あなたこそふざけないでよ! 私がどんな思いで、花恋に付き添ってると思ってるの!? どれだけ辛いかわかってるの!?』
 退院できるのは嬉しい。でも自分が原因で両親が言い争う声が聞こえてきた時は、いつも病院に戻りたいと思っていた。
『パパ、ママ、喧嘩しないで……!』
 どうしても我慢できなくて、部屋を出て二人の間に入ったことは一度や二度じゃない。
『ん、んん? 花恋どうした?』
『私のせいでごめんなさい。喧嘩しないで……』
『や、やだ、喧嘩なんてしてないわ。花恋ったら、夢でも見たの? さあ、部屋に戻って寝ましょう。また体調を崩したら大変よ。ほら、いらっしゃい』
 夢なんかじゃない。確かに聞いた。
 私が丈夫に生まれていたら、普通の身体に生まれていたら、二人が喧嘩することなんてなかったのに……。
 責められないのが逆に辛くて、胸が苦しい。
『マラソン、ホントやだ。鈴木さんは、いつも体育見学でいいなぁ』
『羨ましいよねぇ』
 学校は病気のせいで休みがちで、体育はいつも見学だった。不人気な授業内容の時は、見学できて羨ましいとよく言われた。
『ううん、全然よくなんてないよ。私は身体を思いきり動かせる方が羨ましいな』
 そこで何も言わず笑っておけばよかったのに、空気の読めない私はつい本音を口にしてしまい、反感を買った。
『は? 何? 感じ悪……』
『もう、行こっ』
 ただでさえ休みがちで孤立していたのに、余計な一言で嫌われてしまい、それがクラスどころか、学年の中でリーダー格の子だったものだから、さあ大変!
 しかも小学校、中学校と同じ顔ぶれなので悲惨な義務教育時代を送った。と言っても、休みがちだったけど……。
 口は災いのもととは、まさにこのことだ。このことわざを残した人も、私のような経験をしたのだろうか。
 高校は通信制に通い、その間に手術をし、周りの同級生より少し遅れて大学へ進学することができた。
 私は二十一歳でようやく普通の子と同じ生活を手に入れた。薬を常に飲まなくちゃいけないけれど、前よりずっといい。
 これまで苦労をかけた両親に、これからたくさん恩返しがしたい。
 それから、ずっと憧れていた恋がしたい。
 病気だった時はすべての物が灰色に見えていたけれど、今は視界に入る全ての物がキラキラして見える。
 雨が降ってどんよりとした色の空だって、なんだか綺麗だと感じるぐらいだ。
 もう少し体力が付いたら、バイトもしてみたいな。
「ヒャンッ! ヒャンッ!」
 そんなことを考えながら帰路を歩いていたら、犬の鳴き声が聞こえてきた。しかも普通じゃない声だ。
「え?」
 一体どこから?
 声の出所を探すと、下から聞こえる。
 まさか……。
 橋の下を覗くと、犬が溺れているのが見えた。
「え! ええ!? なんで!」
 早く助けなくちゃ! どこか下りられる場所は……な、ない。どこ? ううん、落ち着いて探せばあるはず!
 焦る気持ちを抑えて周囲を見回すと、少し先に階段を発見することができた。下りている間に犬は必死にもがいて、川の真ん中から岸まで近付いていた。
「こっちにおいで!」
 手を伸ばすと必死によじ登ってきて、なんとか助けることができた。
「あぁ……よかった。あんた、なんでこんなところにいたの?」
 犬はブルブル震えて、私にしっかりしがみついていた。ぐっしょり濡れてしまったけど、そんなことどうでもよくなる。
「よしよし、もう大丈夫だよ」
 毛色は黒と白のミックスで、犬種は……うぅーん濡れてるから自信はないけど、ポメラニアンっぽい。
 首輪もしてあるし、リードもぶら下がっている。そういえばさっき、大きな雷が鳴っていた。散歩中に驚いて逃げた……とか?
 持っていたハンカチで身体を拭いてあげて、近くの交番に連れて行くと、女の人が泣きながらおまわりさんに何かを説明している様子だった。
 取り込み中だったかな……。
 すると今までおとなしかった犬が暴れ、キュンキュン鳴き始めた。
「えっ! ど、どうしたの?」
「の、海苔巻きーっ!」
「海苔巻き!?」
「その子、うちの子です! 無事でよかった!」
 地面におろしてあげると、取れちゃうんじゃないかってぐらい尻尾を振って彼女に飛びついた。
 海苔巻きって、名前だったんだ。
「雷の音で驚いて私がリードを離しちゃって、海苔巻きも驚いて走って行ってしまったんです。車に轢かれたんじゃないかと思って気が気じゃなくて……保護してくださって、ありがとうございます」
「実は海苔巻きちゃん、川で溺れていまして……」
「え!?」
 簡単に経緯を説明すると土下座する勢いでお礼を言われ、現金まで渡されそうになったので断って交番を出てきた。
 助けられてよかったなぁ……。
 犬、可愛かった。
 どうして海苔巻きなんだろう。毛色が黒と白だから?
「ふふっ……あはっ! ハイセンス!」
 ツボにはまって、笑いが止まらなくなる。
 ああ、いい気分だ。いつも誰かに助けて貰ってばかりの私でも、誰かを助けることができるんだ。
「あ、傘がない……って、カバンも!?」
 そういえば、犬を見つけた時に驚いてその場に置いてきてしまった。
 スマホも定期も財布も入ったままだ。誰かに持っていかれたらまずい!
 信号が青になったのを確認して走り出したその時、「危ない!」と誰かの声が聞こえた気がした。
 何?
 ドン! という衝撃と共に身体が浮き上がって、地面に叩きつけられた。
 私、どうしたの? 何が起きてるの?
「きゃあああ!」
「人が轢かれたぞ! 救急車! 誰か救急車を!」
 ドクドクと脈打って、視界が真っ赤に染まっていく。
 轢かれたって、私のこと?
「これじゃ助からないな……」
 助からないって、私……死ぬの? せっかく、普通の人みたいに生活できると思ってたのに?
 嫌だ……こんなの、嫌だ……私、死にたくない!

 

 

 

 世界は長い間──本当に長い間、残虐な魔王によって支配されてきた。
 夜になると悪魔や魔物が街を襲い、人々は怯え、苦しみ、無事に明日を迎えられたら幸運だと言われていた。
 もちろん人間たちもやられたままではいるはずもない。人間界の王は不思議な力を持つ者を集め、魔王を倒そうとした。
 しかし、魔王城に入る前に殺され、城に足を踏み入れた者は二度と戻ってこられなかった。
 そう、今日までは……。
「早く逃げなくちゃ!」
「でも、どこに? 皆殺しにされちゃうわよ」
 私になんて目もくれず、侍女たちが慌てて逃げていく。
 私の名前はリーナ・ミュラー……魔王の一人娘だ。
 ああ、終わったわ……。
 どうやらお父様は、つい先ほど勇者一行に殺されたらしい。
 でも、ちっとも悲しくない。なぜなら私はお父様に嫌われ、長い間この離塔に閉じ込められて暮らしていて、全く関わることがないからだ。
 自分を嫌っている人を好きになるほど、私はお人好しじゃないわ。……半分人間なんだから、お人好しでも間違いじゃないわよね?
 そう、私は魔王の娘と言っても、純粋な魔族じゃない。母は父が攫ってきた人間で、半分しか魔族の血が流れていないのだ。半分人間だからか、全く魔力がない。
 唯一魔族らしいといえば、外見ぐらいかな。髪は薄い青色で、目は赤色でどちらも人間にはありえない色だ。耳はやや尖っていて、八重歯がある。
 今日ぐらいかけ忘れていないかしら……。
 部屋の扉を開こうとするけれど、鍵がかかっていて開かない。いつもかけられているのだけど、こんな日までご丁寧に戸締りしなくったっていいのに。
「はあ……」
 まあ、逃げたところで私には何の力もないし、魔王の娘だもの。殺されることは間違いないわ。
「ついてない人生だった……」
 昨日は駄目でも、今日は魔法が使える……とか、ないかしら?
「はっ!」
 手に力を込めてみるけど、うんともすんとも言わない。
「そうよね。そんな上手くいくわけないか」
 周囲に一人も居なくなった塔の窓際に座り、ぼんやりと外を眺めた。
 空は薄暗く、全く良い景色じゃないし、面白みはない。でも私はなんとなくいつもここに座り、外を眺めていた。
 少し離れた場所に建った魔王城からは、黒い煙が上っている。
 この塔はどれくらい持つかしら……。
 私はどんな殺され方をするのだろう。せめて苦しまずに逝きたい。
「……」
 ああ、やだ、どうしよう。怖くなってきちゃったわ。
 お父様には嫌われ、周りの魔族たちには半分人間だからって蔑まれてきて、それでも魔王の血が入っているから殺すわけにもいかないのか、この塔に閉じ込められて十六年──生まれてからこのかた、一度もいい思いをしたことがない。
 それなのに私、こんな形で終わるの?
「え?」
 なんだろう。この感覚、前にも味わったことがある。
「うっ……」
 頭が痛い。ええ? こんな時に頭痛!?
「い、痛たた……」
 あまりの痛みに、頭を抱えてその場に崩れ落ちた。
「魔王の娘が居るっていうのはここだな!? こじ開けろ」
 ああ、勇者たちだわ。
 ドアハンドルを金属で叩く音が聞こえ、その音が頭に響いて余計痛む。
「ううっ」
 その音、やめて……!
 大きな音を立てて扉が開いた瞬間、一際痛みが強くなり、何かが一気に頭の中に入ってきた。
「あ……」
 あれ? 私、どうして……。
 何か……それは、鈴木花恋としての記憶だった。
 死ぬ前に今まで起きたことを思い出すと聞いたことがあるけれど、私の場合は前世を思い出していた。
 病弱で手術ばかりして、ようやく外に出られたと思った矢先、車に轢かれてしまうなんて……。
 悲惨な人生から、さらに悲惨な人生に生まれ変わるって酷い! 神様は不公平……ううん、とんでもないドSに違いないわ!
 痛みが引いて、楽になった。でも、なんだかクラクラする。
「お前が魔王の娘か」
 声をかけられ、ハッと我に返った。
 顔を上げると、三人の人間が立っていた。
 全員傷だらけ。お父様との戦いのせいね。
 一人は女性で杖を持っている。きっと魔法が使えるのね。残りの二人は男性で、魔族の血がべっとりくっ付いている剣を構えていた。
 全員、私と同じか、少し年上かしら……。
 女性は長い栗毛でパッチリした大きな緑色の瞳……あれ? 何? すごく可愛い。アイドルみたい! こんな可愛い子に傷をつけるなんて正気じゃない! お父様、やっぱり嫌いだわ。
 もう一人は短い黒髪でグレーの瞳の男性だった。クールなイケメンだ。
 こちらも傷だらけ……お父様、いい加減にして欲しい。でも、なんだかその傷すらも様になるイケメンだ。
 そう、私は可愛い子やイケメンが大好き……!
 入院していた時はテレビにかじりついて、よく歌番組やドラマを見ていたものだ。でも、この二人は私が見てきたどの芸能人よりもキレイ! 顔面偏差値無限大! 一体、どうなってるの!?
 一際輝いて見えるのは、真ん中に立っている男性だ。
 ひとまとめにした長い金髪、宝石みたいな切れ長の青い瞳、凜々しい眉に高い鼻……ああ、完璧なパーツが、寸分たがわず完璧な場所におさめられている。
 まさに芸術! たとえるなら、王子様……そう、王子様!
 悲惨な人生を送った私に、またろくでもない人生を与えたことには腹が立つけれど、こんなにも素晴らしいイケメンたちを生み出したのは素直にグッジョブだわ。
 でも、どうしてかしら……。
 なぜかこの王子様系イケメンの顔を見ていると、懐かしい気持ちになる。
 どこかで会ったことがある? ううん、こんなすごいイケメン、一度会ったら忘れるわけがないし、そもそも私はこの塔から出たことがないんだもの。ありえないわ。
 もしかしたら、前世で見たアイドルに似てるとか? うーん、思い出せない……。
 美女とクールイケメンが殺意に満ちた目でこちらを睨んでいる。それも当然のこと、私は世界を恐怖に陥れた魔王の娘なのだから。
 きっととんでもない力を持っていると思われているのだろう。実際は虫すら殺せない。
 ここ、本当に虫が多くて嫌! しかもグロテスクだし、やたらと大きいのばかり……生まれてからずっとこの塔にいるのに、全く慣れない。
 毎度侍女に退治して貰っていたけれど、それもまた馬鹿にされる要因の一つだったみたいで、「魔族なのにこんなものが怖いなんて、さすが半分人間ですね。プーックスクス!」と笑われ、退治した虫を目の前に持ってこられたことは一度や二度じゃない。
 美女とクールイケメンは睨んでいるのに、なぜか王子様系イケメンは目を丸くし、まじまじとこちらを見ている。
 え、何?
「おい、聞いているのか!?」
 クールイケメンに問いかけられ、彼らを見つめすぎて質問を無視してしまっていたことにようやく気付いた。
「は、はい、魔王の娘です」
 私がそう答えると、美女とクールイケメンに緊張が走るのがわかる。
 身構えないで! 私、何もできませんから!
 すると王子様系イケメンが剣をおろし、二人にも合図する。
「ルナ、アルベルト、剣と杖をおろして」
 構えても無駄な相手だとわかって貰えたのかしら。美女はルナさん、クールイケメンはアルベルトさんっていうのね。
「えっ!? 何を言っているの! 相手は魔王の娘なのよ! いくら勇者で、特別な力があるって言っても、あなたは生身の人間よ! 油断した隙に首と胴体がお別れになるわ!」
「ルナの言うとおりだ。ハインツ、まさかお前……この女の魔法にかかっているんじゃないだろうな?」
 王子様系イケメンは、ハインツさんっていうのね。みんなピッタリの名前だわ。
「俺は勇者だよ? かかってなんていないよ。大丈夫だから、俺を信じて」
 ハインツさんが近付いてくる。
「……っ」
 つ、ついに刺される!?
 前世は死ぬのが怖かったけど、正直今世は悲惨すぎて死にたくない! なんて気持ちにはならない。だって、生き残っても絶対辛いだけだもん。来世に期待するしかない。
 死ぬのは怖くない。でも、痛いのはものすごく怖い! 痛みを与えず、一発で殺して欲しい。
 私、魔族の血が半分入っているから、治癒力が半端ないのよ。急所を外されたら、あっという間に治っちゃって余計に痛い思いをすることになる。そんなの絶対嫌!
「あ、ごめん。怖いよね」
 ハインツさんは一度足を止めて剣を捨てると、再び近付いてきた。
「ハインツ、正気なの!?」
 ルナさんが声を荒らげる。
 本当に正気!? 私は魔王の娘よ!? 力はないけど、あなたにはそれがわからないでしょう? はっ! まさか、剣じゃなくても素手で殺せる……とか? 油断させたところで殺るつもり!?
 心臓がバクバク脈打つ。
 ハインツさんは近くに寄ると、私の顔をさっき以上にまじまじと眺めた。
「……っ」
 近くで見ると、余計に綺麗だ。この美しさ、国宝級……!
「ああ、やっぱりそうだ」
 何が!?
 彼が動くのを見て、とうとう殺されると思った私はとっさに頭を抱えてしゃがみこんでいた。
「ひっ!」
 でも、いつまで経っても痛みがやってこない。
 あ、あれ?
 恐る恐る顔を上げると、ハインツさんが私と同じ目線に居た。
 なんで? 私、しゃがんでるのに……。
 同じ目線に居たのは、ハインツさんが片膝を突いていたからだった。状況が理解できずにいると、彼が私の手を掴んだ。
 手をもぐつもり!?
「い、嫌……っ!」
 お願い! 殺すならジリジリやるんじゃなくて、一気に痛みを感じる時間すらなく殺して!
「大丈夫、怖がらないで。危害を加えようとしているわけじゃない。俺は、ただプロポーズしたいだけなんだ」
「……へ?」
 聞き間違い? 今、プロポーズって言った?
 プロポーズって結婚を申し込むってことよね? こんな初対面で? しかも、私は魔王の娘なのに? あ、プロポーズって、こっちの世界では拷問の名称だったりする? それなら納得だけど……いや、納得だけど、拷問なんて絶対に嫌!
「あなたが好きです。俺の妻になってください」
 まさかの求婚……!
 頭の中でプツンと音が聞こえ、意識が遠のいていくのを感じた。
 あ……私、気絶しそうになってる?
 勇者が魔王の娘に結婚を申し込むなんてありえないし、油断させたところを殺すつもりなのだろう。
 よかった。気絶している間に殺して貰えば、苦しまずに死ねる。
 私は喜んで意識を手放し、気絶することにした。
 来世ではとびきり幸せな人生でありますように!

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