大富豪と年の差ウェディング 若奥様はツンデレ姫

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- 本販売日:
- 2016/12/16
- 電子書籍販売日:
- 2016/12/16
- ISBN:
- 978-4-8296-6781-1
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年の差×可愛がられ新婚生活
「私が必ずあなたを幸せにする」一代で財を成した大富豪ディアンからの熱烈なプロポーズを受け入れた伯爵令嬢レオナ。結婚生活ではなかなか素直になれないレオナも、貴族にはない逞しさと包容力のある大人なディアンに惹かれていく。「あなたは美しい」強く抱きしめられ、甘い囁きと優しい愛撫に、自分でも驚くほど淫らな反応を見せてしまい――。心もとろける最高の結婚内恋愛!

ディアン
一代で巨万の富を手に入れた富豪で、人望もある名士。伯爵の位を生まれた子に継がせるという条件で、レオナの家との縁談を進めていた。

レオナ
ブルーム伯爵家の長女。生真面目で賢く美人だが愛想が悪い、極度のツンデレ。ディアンのプロポーズを受けるが……!?
「──うちの奥様には敵わないな」
そう言いレオナにちいさなキスをする。くちづけは次第に熱を帯び、深さを増していった。初めは一瞬身を強張らせたものの、徐々にレオナの体から力が抜けていく。
近頃ディアンに触れられると、体が蕩けてしまいそうになる。そんなふしだらな自分は許せないのに、ディアンの手や唇が肌に触れたら、体に力が入らなくなってしまい、何も考えられなくなってしまう。自分の中にそんな部分があったなんて、今までずっと知らずにいたことだった。
ベッドに移るとディアンがレオナの寝間着を脱がせ、自らも裸になった。ディアンのそこはすでに形を変えていて、はしたないとわかっていてもレオナはちらちらと目を向けてしまった。そんなレオナの様子に気付いたのか、ディアンが茶目っ気のあるまなざしを向けてくる。
「遠慮せずに好きなだけどうぞ。私の体はあなたのものなのだから」
ほら、とレオナの手を、ベッドに座る自分の中心に引き寄せた。思わずびくりとしたレオナに笑いかけ、両手でディアンの性器を包ませる。
「好きなようにしてくれて構わない」
からかいと真剣さとを含ませた声が響く。ディアンの足の間に座ると、軽く息を呑み、レオナはそろそろと手の中のものを慰撫し始めた。ピクリと脈打ち、また硬さと熱を増すそれに手を添わせ、ゆっくりと動かす。
初めのうちはどうすればいいのかまるでわからなかったのに、回数を重ねるにつれて、ディアンの反応を見たり、教えられたりして、どんなふうにしたらディアンが快感を覚えるのか、少しずつわかるようになってきた。
ディアンに自分の体を慰撫されつつ、長くて太い幹を手で擦り上げ、先端からあふれ出た透明なしずくを全体に塗り込める。そんな破廉恥な振る舞いを自分が抵抗を覚えずにしていることに、ふとしたときにたまらない羞恥にとらわれるけれど、それでも止めることは出来なかった。
「──ここでも出来る?」
ディアンがレオナの口に指で触れ、問いかけてきた。一瞬のためらいのあと、レオナはちいさく頷いた。それからおずおずと顔を近づける。丸い先端に唇をつけると、幹がぴくっと震えた。舌先を這わせ、唇も使って丹念に愛撫する。
「……あなたがこれほどみだらになってくれるなんて、最高に嬉しい誤算だな」
レオナの胸を揉みながら、ディアンが楽しそうに呟いた。そうさせたのは誰なのだと──レオナが頬を熱くしてディアンを睨む。ディアンが蕩けそうに微笑んだ。
口での慰撫を覚えたのは、数日前のことだ。強引にではなく、もし出来るのならとディアンに教えられた。最初は無理だと思ったものの、熱のようなものに浮かされたままその行為をしてしまった。
こんなことを自分がしているなんて信じられないし、ひと月前の自分が知ったら卒倒してしまう気がする。自分の変貌が自分でも信じられなかった。
そして何より不思議なのは、そういった行為をすることに自分が嫌悪を抱いていないことだった。ディアンが己の欲望に走ることなく、レオナを第一に考え、いつだって丁寧に扱ってくれているからかもしれない。
もしディアン以外のひとならばどうなのだろう──同じようなことが出来るだろうか。
(たとえばハウエルに──)
そう考えたのと同時に、慌ててその姿を頭から消す。なんて失礼なことを考えてしまったのだろう。不謹慎にもほどがある。
「……どうした?」
ディアンが訝しげに声をかけてきて、自分の動きが止まっていたことに気が付いた。ふっと顔を上げる。誰に対するものなのかわからないうしろめたさを感じつつ、目を伏せた。
「いえ、なんでも──」
「まさかほかの誰かのことを考えてた?」
その声は、からかいの中にわずかに怒りのようなものが含まれているように感じられて、レオナはふっと顔を上げた。ディアンが表情の読み取れない瞳で自分をみつめていた。
「──いいえ」
自分自身を戒めるように、きっぱりと否定した。納得したのかどうか、ディアンはそれ以上触れてはこなかった。代わりにレオナの体をベッドに倒し、レオナの膝を割ると、茂みに顔を埋めてきた。すでに蜜があふれているそこを舌先で舐め上げられる。
「あ──ッ」
思わずこぼれそうになる高い声を押し殺そうとしたが、叶わなかった。ディアンが甘く、時に強く吸い上げ、唇や舌を使って愛撫してくる。レオナは腰をくねらせ、湧き上がる快感に耐えた。ディアンにこうされるのは初めてではないものの、自分が彼にする以上にされることには羞恥を覚えてしまう。なのにディアンはレオナのぎこちない反応さえも楽しいのか、口での慰撫を止めようとしなかった。じわじわと熱い疼きが体中を巡り、レオナはきつくシーツを握り締めた。
「力を抜いて──」
ディアンがおかしげに微笑み、レオナの髪を撫でる。それからレオナの体の上に覆いかぶさってきた。
(あ──)
まさかと一気に緊張した。依然自分たちは体を繋いでいない。けれどこの体勢はもしかしたらと胸がざわめく。いつかそんなときを迎えることを覚悟していながら、正直一気に緊張が高まった。
レオナの不安を感じ取ったのか、ディアンが優しくくちづけて、レオナの頬をくすぐるように撫でた。
「……大丈夫。あなたが考えているようなことじゃない」
レオナをきつく抱き締め、ディアンがささやく。レオナの腿にディアンの中心が触れていて、それが思いがけない快感と興奮を覚えさせた。
「──ただ少し協力してほしい」
耳元でかすかに掠れた低い声が響いた。ディアンに言われるまま、きつく両足を閉じる。するとディアンが閉ざされた腿の間に、体を深く沈みこませてきた。
「きゃっ」
レオナが思わず声を上げた。ディアンの中心が自分の足の間に挟まれ、そしてゆっくりと動いていた。
「中には入れないから──、安心して」
どことなく荒さを帯びた息遣いでディアンが言う。その言葉を鵜呑みにしていいのかどうかわからなかったものの、ディアンが嘘をつかないことは知っている。涙目でディアンを見上げてちいさく頷くと、ディアンが苦しげにレオナをみつめ、きつく抱き締めてきた。なぜか不意に自分でもわからないせつなさに襲われ、レオナもディアンの背に両腕を回してしがみついた。
ディアンが腰の動きを速めてくる。ディアンに擦られている箇所がじわじわと熱くなり、自分のものなのか、ディアンのものなのか、滑りを増していくのがわかる。思いがけない快感を与えられ、レオナはうろたえた。

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