腹黒天使と清純悪魔

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- 本販売日:
- 2018/01/17
- 電子書籍販売日:
- 2018/01/17
- ISBN:
- 978-4-8296-6820-7
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いじわるだけど、素敵なわたしの天使様
天界で悪魔みたいな天使に捕まり、始まった軟禁生活。「あなたはとてもおいしそうですね」暴走した魔の力を受けて、いやらしく唇を舐める美貌の男ライオネル。愛撫でぬかるんだ秘所に楔を打ち込まれ、むせかえる性の匂いが充満した部屋で快楽に堕ちていくセシリア。もっと抱いて、そばにいて……。いつしか愛が芽生え、二人の関係に変化が!? ドS天使に責められる爛れた日々!

ライオネル
天使の騎士で罪人を裁く裁判官もしている。お堅い性格で潔癖だが、ベッドでは敬語責めのオラオラ系。初めはセシリアを怪しい悪魔と警戒していたけれど……。

セシリア
魔王の娘で淫魔。使者にまぎれて天界へ行き、ライオネルに捕まる。力が暴走してライオネルを誘惑。彼の屋敷で軟禁状態になる。
「あ……そこ、は……」
「……とても、美味しそうですね」
ライオネルが唇を舐める仕草をして、足の間に顔を寄せていった。
媚肉を指で拡げられて、敏感なところを舌で舐められた瞬間、セシリアは甲高い嬌声を上げる。
「あぁっ、ん……!」
「……たっぷりと、溢れていますね……そんなに、私とのキスがよかったんですか?」
臀部を軽く浮かされ、ライオネルの舌先が蜜口に軽く挿し込まれた。そのまま、舐められて蜜液を吸われる。ごくり、と嚥下する生々しい音が耳を犯していった。
「……あなたは、零す声だけでなく……体液までもが、甘い」
「あぁっ、ああ……」
セシリアは身を捩りながら両手でライオネルの髪を掴む。
無防備な場所を舐め回されて引き剥がしたいのに、身体は逆の行動をした。ぐっと、離れないように押さえつける。
「はっ、あぁ……あ、あっ……」
「そんなに、頭を押さないで……あなたが望む通りに、舐めてあげますから」
「あ……ん……んっ、はぁ……ラ……ライ、オ……」
名前を呼ぼうとして、セシリアは唇を噛み締めた。ほとんど動いていない頭の片隅で、この状況で恋人同士みたいに名前を呼び合うのは違う気がする、と思ったからだった。
だが、セシリアの思考は散漫になった。
ライオネルの指が、蜜口の上にある膨らんだ突起をこすったのだ。とろみのある蜜液を絡めた指の腹で転がされ、セシリアは椅子の上で身悶える。
「やっ、ん……あぁ、あ……ふぁ……あ」
首を仰け反らせると、城の内部の華やかさとは違った、無機質な石の天井が視界に飛び込んできた。膝に力が籠もり、足の間にあるライオネルの頭を挟んでしまう。
「あ……あ、あっ……っ、あぁ……」
「足の力を抜きなさい。このままでは、動けません」
「……あぁ、ふぁあっ……」
「返事をしなさい。聞いているのですか」
「あっ、やっ……!」
ライオネルが叱るように口調を強くし、指先で花芽を押し潰した。ぐりぐりと何度かこすられると、セシリアの熱は呆気なく弾ける。
「ひゃ、あぁっ……あ、あーっ!」
背中が反って、尾を引く甘い声が尋問室に響き渡っていった。足から力が抜け、膝で挟んでいたライオネルの頭を解放する。
「すごい返事でしたね。部屋の中に響き渡って、外にまで聞こえそうでしたよ」
「はぁ……あ……」
「意識を飛ばさないでください。本番は、ここからです」
セシリアは息を整えながら、呆けて天井を見上げた。室内に響き渡ったのは、快楽に屈した『女』の声だった。今のセシリアは、ライオネルから強引な愛撫を受け、女として扱われながら、身体の全てが蕩けそうなほどの快楽に染まっていた。
余韻に浸る間もなく、より一層溢れ出した愛液を絡めたライオネルの指が、セシリアの蜜口に挿入される。
達して収れんする隘路に太い指が少しずつ侵入してきた。
「あぁ……い、やっ……」
「嫌じゃないでしょう。すぐに、お前も……いや、あなたも好きになるはずです」
お前から、あなたと、呼び方が変わった。
ライオネルが浅いところで指を出し入れさせながら、身を起こした。
セシリアは、不安定な椅子の上で口づけてくるライオネルにしがみつく。彼は指を蜜口に挿入したまま、乱された上着の中に手を差し込んできた。
「んっ、ふっ……」
「……あなたは、まだ幼い身体つきをしている……不思議ですね……これほどに色気のある表情をして見せながら、不釣り合いなほど肉体が幼い」
唇を押し当てるセシリアに応えつつ、ライオネルは掠れた声で囁き、未発達でこぶりな乳房を掌で撫でていく。指先で先端を摘まみ、軽く抓った。微かな痛みが走る。
「……あっ、いたい……」
「痛い? どうして? 痛みを与えたつもりはないのに。おかしいですね」
ライオネルはセシリアに答える間を与えず、丁寧な口調で続けた。
「ほら、痛くないでしょう」
乳房の先端をまたしても抓られ、すぐに優しく撫でられる。
痛みを与えて癒す、それを繰り返されるうちに、胸の辺りがむずむずしてきた。
セシリアは手の甲で口元を隠す。
何これ、少し気持ちがいい。
ライオネルが口角を吊り上げ、蜜口を弄っていた指の動きを少し速めた。
「あなたは今、この中を締めました……気持ちがよかったのですね。痛いと言っていたくせに、どういう心変わりですか。そういえば、悪魔は移り気と聞いたことがありますが、本当にその通りなのですね」
意地悪な言葉だった。否定して逃げたくても、逃げられないように、身体ごと椅子に押さえつけられている。長い指がぬかるんだ蜜口の中で動くたびに、粘着質な音が耳を擽っていった。その音にさえ、耳で感じてしまう。
喘ぎ声を飲み込むように唇を啄まれ、乳房の先も指で捏ねられていた。
脳髄にまで染み渡るような官能の嵐に翻弄され、セシリアはライオネルに縋りついたまま、わななく唇を震わせた。
「あぁ……あっ……きもちが、いい……」
「聞こえませんよ。なんですか?」
「いい……すごく、いいっ……」
「いいって、何が? しっかりと言葉にしてくれないと、分かりませんよ」
浅い場所を弄っていた指が、少し奥に挿し込まれる。中をかき混ぜられた。
「はぁっ、はっ、あぁ」
セシリアは悶えながら、唇を何度も開けたり閉じたりする。
与えられる快楽に弱く、性に奔放な悪魔。本当にその通りだった。
「……きもち、いい……すごく、きもちが、いいの……」
「そうですか。それで?」
「あぁっ…………もっと……」
「ええ。なぁに?」
今まで硬かったライオネルの口調が緩み、語尾を和らげて囁くように尋ねられる。
セシリアは快楽で潤む瞳を閉じ、ねだるように言った。
「もっと、して」
「こんなふうにですか?」
親指で強く花芽を潰されて、セシリアの目の前に閃光が散る。
「あ、あ、あぁ……ふ、ああぁ……!」
二度目の絶頂の波は全身を焼き尽くし、そのまま灰になってしまうかと思った。
セシリアは甲高い声で啼くと、身体を支えられずにライオネルの腕の中に倒れこんだ。

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