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策士な宰相閣下は笑わない侍女を絶対に手放さない 2

第二話


 執務室をあとにしたセシリアは、国王夫妻がお茶の時間を楽しんでいるはずの温室へ向かった。
 春の始まり、強い風が吹くとまだ少し肌寒い季節だ。雲の隙間から柔らかい光が差し込むこんな陽気なら、温室は過ごしやすいだろう。
 セシリアが歩いているのは、政に関わる者が働く場所だ。
 そこから王族の私邸にあたる部分へ移動する。
 温室のある中庭までは、まだ距離があった。
「侍女殿」
 凜とした声が響き、セシリアは振り向いた。
 その声の主が宰相ライナスのものであることは、姿を見る前からわかっていた。
「いかがなさいましたか?」
 なにか、伝え忘れがあって追いかけてきたのだろうか。
「先ほどの書類の中に、王妃陛下に至急確認しなくてはならない事項があってね。面倒だから直接うかがうことにした。……ご一緒しても?」
「どうぞご随意になさってください」
 同じ温室へ向かうのに、隣を歩くことすら拒否するなんて無理だ。
 背の高いライナスは、当然歩幅も広い。普通に歩けばすぐにセシリアを追い越して先へ進める。
 彼は今、セシリアに合わせてゆっくりと歩みを進めているのだろう。
 無愛想な侍女をそんなふうに気遣う男性は、ライナスだけかもしれない。
(なんだか、不思議な気分……)
 彼の隣を歩くことを嫌だとは感じていない。
 けれど、自分自身がどう考えているのか、よくわからなかった。
 きっと未熟者だから、自己分析すらできないのだ。
 回廊の角を曲がる直前、大きな声が聞こえた。
「まったくあの若造め……。こんな報告書は受け取れません、だと! 生意気な」
 隠す気のない、むしろ周囲に怒りをぶつけるかのような声に驚き、セシリアの足はぴたりと止まった。
「そもそも宰相という地位は世襲ではありませんからな」
 もう一人の男の「宰相」という言葉で「若造」が誰を指すのか明確になる。
「前宰相閣下が、陛下の御前で後継指名などしなければ」
「辣腕で知られたあの御方も、身内に対して甘かったということでしょう」
 ライナスは彼の父親が存命中から、その補佐役として出仕していた。
 前宰相は、急な病で自らの死を悟ったとき、国王に息子ならば国政に混乱をもたらさずに引き継げると訴えた。
 王はそれを聞き届け、ライナスを次の宰相に強く推したのだ。
 だから彼を非難するときにまず使われるのは「親の権力と病への同情で地位を得た」という言葉だ。
「庭園を通っていこうか。もう春の花が咲きはじめているよ」
 ライナスが、少し身をかがめて耳もとで囁く。それから突然セシリアの手を取り、歩き出した。
「あの方々に言わせておいてよかったのでしょうか?」
 不自然ではない程度の力を込めて、セシリアは彼から逃れた。
 庭園を通るのはいいけれど、手を繋いで歩くなんて言語道断だ。
「あぁ。彼らには失礼だけれど〝若造〟という言葉でしか私への不満を言えないのなら、それは放っておいて問題ないと思う。世襲に近いかたちで後を継いだけれど、二年のあいだに何度も覆す機会はあったはずだからね」
「そうですか」
 王が多くの権力を持つこの国だが、議会というものが存在している。
 二年前に宰相の地位に就いたときも、翌年も、彼は議会と国王からの承認を得ていた。
 前宰相が急逝し、無難に同じ政策を維持できる者がほかにいなかったという消極的な賛成だったのかもしれない。
 それでも彼は正式な手続きで選ばれ、そして亡き父親の基本的な政策を引き継いでいるが、完全な模倣でもなかった。
 前宰相は冷徹で、異なる意見を持つ者を徹底的に排除する人物として知られていた。
 それに比べライナスは和を尊ぶ。そこが支持されている部分でもあり、侮られている部分でもある。
「あの場で、私が二人をやり込めても、彼らはちっぽけなプライドを再起不能なほどに傷つけられ、余計に不満を募らせるだろうね。大丈夫、上の悪口くらい、ある程度認めてあげたほうが風通しのいい組織ができるから」
 気にしていないと言いながら、しっかりと相手を貶している。「心の広い私は、彼らのために聞かなかったことにしてあげた」という意味だ。
「まぁ、父親の名前を出されると穏やかではないのは認めるよ」
 そう言って、片目を閉じてみせた。
 そういう気障な仕草も彼には妙に似合っている。ただし、常に平常心でいたいと願うセシリアには毒でしかない。
「私の義父は、宰相としての閣下を信頼していると思います」
 花壇に咲いている花に視線を落として、セシリアは小さな声でそう告げた。
「宰相として、か。そうだね……なぐさめてくれるんだ? それなら、次の休暇は……」
「宰相閣下は、私を口説いているということにして、ほかの女性から逃げたいだけではないのですか? とても迷惑です」
 セシリアはライナスの軽口を遮り、はっきりと拒絶の言葉を口にした。
「侍女殿は賢いな? さすがは、“あの”エルムズ卿のご息女だ」
 今の言葉は、地味で温和な部下というバージルの評価と矛盾している。
 チクチクと間者のセシリアを攻撃しているみたいだ。
 いっそ誘いを受ければ、彼の真意がわかるだろうか。
 そんな考えがセシリアの中で芽生えるが、すぐに冷静な間者としての部分が否定する。
 現在暗部と宰相は対立していない。
 そして義父からは、ライナスの意図を探る命令は出ていなかった。
 長に従い、余計な行動を慎むのが、正しい間者だった。
 やはりライナスは、間者としてのセシリアに興味を持っているのだろう。だからわざとエルムズ子爵家の裏事情をちらつかせて、反応を見ている。
(ガーベラの思い出があるせいで、私はいつも宰相閣下への対応に迷ってしまう。だったらいっそ、思い出ごと感情も消えてくれれば楽なのに……)
 この人物はセシリアにとって危険で、できるだけ関わらないほうがいい。間者としてのセシリアはそれをしっかりと理解しているのに、どうしても彼を目で追うのをやめられなかった。

  ◇ ◇ ◇

 王族の私邸部分にあたる区画に入ると、周囲は途端に静かになる。先ほどまでは出仕している人々の声で聞こえなかった鳥のさえずりが、セシリアの耳に届いた。
 しばらく無言で歩いていくと、大きなガラスドームが見えてくる。
 入り口に立つ騎士に挨拶をしたあと、セシリアとライナスは温室の中に足を踏み入れた。
 中央に置かれたテーブルにはたくさんのお菓子が並べられ、草花の香りに混じって紅茶の香りが立ちこめていた。
 すでに国王夫妻は日課のお茶の時間を楽しんでいる。夫妻の邪魔をしないように、温室内にいる騎士は少し離れた場所からそれを見守っていた。
「あら、セシリアお帰りなさい。……それにリドルフィ殿も、ご苦労様です。二人が一緒だなんて、めずらしいわね?」
 セシリアは夫妻にお辞儀をしたあと、侍女たちのほうへ向かう。「なぜあなたが宰相閣下と一緒にいるの?」という非難のまなざしが突き刺さった。
 ライナスは国王夫妻のそばに進み、低頭する。
「ご歓談中に大変申し訳ありません。至急、確認したい事項がございまして」
「王妃よ。また宰相を困らせているのではないか?」
「そのようなことはございませんわ。……ねぇ、そうでしょう? リドルフィ殿」
 ライナスは曖昧な笑みを浮かべた。
 それで、王妃が大規模な宴でも計画したのだろうと、周囲の者は察した。
 彼があえてお茶の時間に訪れたのにはわけがある。
 王妃は催し物が好きな、社交的な人物だ。だから毎度、規模を大きくしてしまうのだ。
 一方で、聞く耳はきちんと持っている。
 そして国王とライナスの二人で説得すれば、わりと素直に応じる傾向にあった。
 ライナスが国王夫妻のお茶の時間に訪れるのは、国王の暗黙の了解があってのことだ。
 だからこそ、国王はライナスがやってきたというだけで、その意図を言い当てたのだった。
「来月の催し物の規模を、勝手に変えられては困ります」
「あら……でも、明日にでも招待状を送るところで、すでに書いてしまったのよ?」
「送付がまだならば、ご再考をお願いいたします」
 宴の規模についての攻防を繰り広げる二人には不服だろうが、見守る周囲の者たちの心は和やかだった。

 そんな温室を包み込む穏やかな雰囲気は、一切の予告もなく崩れ落ちる。

 突然ガシャン、となにかが割れた音がした。
 直後、黒っぽい影が国王夫妻に迫った。
(お守りしなければ……)
 異変を感じた騎士が剣を抜く音が響く。
 けれど、彼らはきっと間に合わない。そう判断したセシリアは、国王夫妻の前に立ち、黒い影に飛びついた。
 そのまま相手の関節をひねり、無力化するつもりで力を込めて、どうにか押し倒す。
「くっ!」
 掴んだ腕は細く、声は高い。もみ合いになりフードが脱げると、そこには十代前半としか思えない少年がいた。
 手にナイフを持った暗殺者――その正体にセシリアは動揺してしまった。
「こ、ども……?」
 一瞬の油断だった。暗殺者がセシリアの拘束から逃れ、ナイフを振りかざす。
(あぁ……これでよかったのかもしれない)
 訓練された間者の技を、騎士や侍女の前で使ってしまった。もう今のまま王宮勤めをするのは無理だろう。
 暗殺者がセシリアともみ合いになっているあいだに、国王夫妻の守りは固められたはず。
 それならば、終わりにしてもいい。
 そんな諦めの感情に支配され、セシリアはギュッと目を閉じた。
「侍女殿! ……くっ!」
 ナイフで身体を貫かれる痛みは、いつまでも襲ってこなかった。
 代わりに焦った様子のライナスの声がする。セシリアがそっと目を開くと、地面に転がった血まみれのナイフと、たたずむライナスの姿が目に飛び込んできた。
 続いて、うつ伏せになってもがく少年暗殺者と、それを押さえる騎士の姿も。
 セシリアはライナスに庇われ、暗殺者はすでに無力化されていたのだ。
「宰相、閣下……?」
「大丈夫だったかい?」
 彼の右手から血が滴り落ち、地面にポタポタと赤黒いしみを作る。
「……はい」
 ライナスはそんな状況でも落ち着いていた。大丈夫だとアピールするためなのか、口もとを緩める。
 普段と変わらない、軽薄そうな笑みを見せた。
 周囲がざわついている。
 侍女や騎士が動揺しているのは、暗殺者が入り込んだせいだろうか。
 それとも、セシリアが普通の令嬢では到底不可能な動きをしたからだろうか。
 今、皆から向けられている視線がどんなものなのか確認するのが恐ろしく、顔が上げられない。
「君はとても勇敢だが、いくらなんでも無茶すぎる。そんなに非力な身で、人を取り押さえられるわけないじゃないか」
 あれは、たまたま運よく押し倒すことに成功しただけ。
 セシリアに力がないから、きちんと押さえ込めなかった。
 セシリアは、勇気ある行動をしたけれど、普通の女性……。
 一番近くにいたライナスにそのように見えていたのなら、それが正しい。
 まるで、目撃者の印象を操作しているような言葉だった。
「馬鹿みたいに突進して。褒めてあげたいけれど、できないな。……ほら、君も怪我をしているじゃないか?」
 セシリアの傷は倒れたときにできた擦り傷だ。
「私っ、止血を」
 手当の心得もあるセシリアは、慌ててライナスの手のひらを確認する。切れ味のよいナイフを手で握ったと思われる痛々しい傷口からは、まだ真っ赤な血が流れ続けている。
 縫合が必要なほどだった。
 清潔なハンカチでしっかりと押さえ、早く医師に診せないといけない。
 やるべきことはわかっているのに、セシリアの手は震え、彼の手を布できつく縛ることすら上手にできない。
「かわいそうに、怖かっただろう? ……震えている」
 恐ろしかったのは暗殺者に立ちはだかったことではない。それくらいは彼にもわかっているはずだ。それでも話を合わせろ、とその瞳が語っている。
 結局、止血は騎士がしてくれた。
「まだ少年だ。彼を傷つけるようなことはせず、監視をつけて捕らえておくように」
 応急処置を受けながら、ライナスが騎士たちに指示を出す。
「かしこまりました、宰相閣下」
 ライナスは頷き、次に国王夫妻のほうへ視線をやった。
「国王陛下、王妃陛下。このような事態ですので、王宮にお戻りください」
「そうだな。ライナス……それからエルムズ卿の娘だったな? 感謝する。二人ともまずは治療を。私たちは戻ろう」
 国王が王妃の手を引き、温室の出入口へ向かうように促した。
「え……ええ。セシリア。怖かったわね? 陛下のおっしゃるとおり、早く手当をしたほうがいいわ」
「はい、王妃陛下」
 騎士たちに囲まれて、国王夫妻が温室を出ていく。
 ライナスは、暗殺者を拘束するために残った三人の騎士に指示を出し、それが終わるまで最低限の手当だけでその場に留まり続けた。
 怪我をしても、宰相としての職務を優先するライナスの横顔を見つめながら、セシリアは取り返しのつかない失態に絶望していた。

  ◇ ◇ ◇

 温室に近い建物の空き部屋に医師が呼ばれ、ライナスの治療が行われた。
 予想どおり、縫合が必要になるほどの深い傷だったが、指が動かなくなる心配はないという。
 医師の処置が終わり、最低三日間の安静を言い渡された。
 けれど彼は、三日も休むなんて無理だと言い張った。
 最終的には根負けした医師が折れ、明日までということで決着がつく。
 まだ若干の出血があり、部分的な麻酔を使ったライナスは、ソファで横になっていた。
「医師殿は大げさだ」
 その医師が出ていったところで、彼は話があるから近くに座るように、とセシリアを促した。なんとなく人に聞かれてはまずい内容だと察したセシリアは、椅子をソファの近くに運び、腰を下ろす。
 彼はしばらくなにも言わず、じっとセシリアを見つめていた。
 深いグリーンの瞳がすべてを見透かしているようで、居心地が悪い。
 ライナスはセシリアを庇ってくれた。暗殺者からもそうだし、裏の役割を隠そうとしてくれたのもそうだ。
 けれど、セシリアが失敗したことにはなんら変わりはなかった。
 間者はほかに選択肢がない場合を除き、なにがあっても正体が露見するような行動を取ってはならない。
 例えば、家族や友人を守るためであっても、身につけた技を人前では使わない。私心を持たず、血縁でも見捨てろと言われてきた。
 唯一、正体を知られても守らなければならないのが、国王夫妻だった。
 位置的に騎士の対処が間に合わないと判断し、身につけた技を使ったセシリアの行動は、正しいものだった。
 けれど、正しい行動ができていたのは、暗殺者の正体が子供だと知るまでだ。
「申し訳ありませんでした」
「今、誰もいないから」
 そう前置きをしたあと、彼は真剣なまなざしでまっすぐにセシリアを見た。
「どうしてためらったのか聞いてもいいだろうか? 相手が少年だったから?」
 これは明らかに間者としてのセシリアへの質問だった。
「……」
 セシリアはその質問に答えられない。
 答えたくないのではなく、頭の中が整理できていないのだ。
「最初は、普通の女性ではあり得ない動きをしているように見えたよ。おかしくなったのは、フードが取れたあとだった。君はおそらく同情したんだろうね。……君自身の境遇と重ね合わせた?」
「そう……かもしれませんが、一瞬のことでしたから、自分でもわからないのです。同情なのか、保身なのか……。本当に申し訳ありませんでした」
 暗殺者は十二、三歳の少年だ。その動きは明らかに特殊な訓練を受けている者だとわかった。
 年端もいかない子供が、自らの意思で訓練を受けて、暗殺者になることなどあり得ない。
 だからセシリアは自身の境遇と重ねて動揺してしまった。
 そういう思いがあったのは事実だが、本当にそれだけかどうか、自分でもよくわからなかった。
 時間が経つほど、そもそも最初から本気を出していたのか、疑問に思えた。
 子爵家の養女で王妃付きの侍女という立場を維持したまま、王宮内での情報収集を行うという今の任務は、暗部の中でもっとも安全で綺麗な役割だった。
 理由はどうあれ、力を使えば子爵令嬢ではいられない。別の役割を与えられるはずだ。
 おそらくは法で裁けない者を排除する、顔や名を明かさない類の任務だ。手を汚し、格段にその身を危険に晒すことになるのは間違いがなかった。
 だからセシリアは、今の立場を失うのが嫌で、無意識に手加減をしたのではないかと自身の行動を責めた。
 すべては一瞬で、あとからとっさの行動の意味や判断を誤った理由を考えても、答えは出ない。
「結果として、最善だったかな? 陛下をお守りできたし、君の正体に気がついた者はいないはずだ。私の怪我も治るものだ」
 間者としての力を使ってしまったセシリアだが、ライナスが誤魔化してくれたおかげで、あの場にいた者たちに疑問を持たれずに済んだ。
 セシリアはライナスの言葉に頷きつつも、本心では同意できなかった。
 セシリアにとっては、間者として正しい行動ができなかった事実がすべてだ。周囲に、特殊な訓練を受けていることが露見しなかったから、それで終わるとは思えなかった。
(暗部は……お義父様は……失敗を許さない)
 セシリアは今回、中途半端な行動の結果、国の重要人物に庇われて、怪我を負わせた。
 相手が子供だったから同情したというのは、間者にとって不用な感情だ。それによってライナスが怪我をした事実は、本人が気にしないといったところで覆らない。
 今後、バージルの耳に入る情報だけでも、彼は十分に義娘(むすめ)の失態を推測できるはずだ。
 ライナスがいくら庇ってくれても、冷徹な暗部の長の目は誤魔化せないだろう。
 セシリアには、間違いなく重い処分が下る。
 失敗した原因は、セシリアに残っていた甘さだ。それが完全に消えるまで徹底的に再教育が施されるか、それとも不要品として本当に〝処分〟されるか。
 間者の素質に欠けているからといって、そのまま放逐されるはずはない。
 間違いなく侍女の仕事を辞めることになるだろう。そのあとどうなるのか想像するだけで、セシリアの指先はまた小さく震えた。
「私としては、謝罪よりも感謝の言葉がほしいかな?」
「……そうですね。助けてくださって、ありがとうございました」
 無表情のまま、礼を言っても人の心には響かない。
 間者としても、人としても未熟だった。なにもかもが中途半端なまま、きっと彼の顔を見るのはこれが最後になるのだろう。
 セシリアは人形ではなく、彼に感謝する心をまだ捨てていない。
 どうにかして彼に気持ちを伝えたいと願っても、小さな抑揚のない声しか出てこなかった。