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マッチ売りの皇女

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本価格:650(税抜)

電子書籍価格:--円(税抜)

  • 本販売日:
    2019/11/18
    ISBN:
    978-4-8296-6887-0
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書籍紹介

マッチが売れなきゃエッチなお仕置き!?

敵国の皇帝グレアムに捕らわれたアネット。彼の命令でマッチをすべて売り切るまで“お仕置き”をされる日々。「露出好きの淫らな皇女だな」暗い路地裏で後ろから激しく貫かれて、はしたなく喘ぐ。人が来るかもしれないのに、快感に震える身体を止められない……! 「部屋に閉じこめて俺のものにしてやりたい」独占欲を剥き出しに迫られれば、いつしか身も心も囚われて――。

ジャンル:
西洋 | ファンタジー
キャラ属性:
王子・王族・貴族
シチュエーション:
幼馴染・初恋の人 | 甘々・溺愛 | SM・監禁・調教 | 媚薬 | 野外
登場人物紹介

グレアム

エヴァラルド帝国の若き皇帝。リーペア帝国を侵略し、アネットを捕らえてマッチを売るように言いわたす。アネットとは過去に何かあったようで……。

アネット

リーペア帝国の皇女。大事に育てられたからか、城の外について何も教えられなかった。マッチ売りを機に民と触れあい、大事なものを知っていく。

立ち読み

 冷たい風が頬を撫でる、夜の路地。
 皇女アネットは、マッチの束が入った籠を片方の腕に下げて、叫んでいた。
「マッチ、マッチはいりませんか」
 正確には、もう皇女と呼ばれる身ではない。
 今は侵略をしてきた隣国の皇帝に、試される身である。
 豪奢なドレスをボロのくすんだ色の外套で隠し、ほどいた亜麻色の髪を手で乱すと、誰もアネットを皇族だと思わない。
 夜の光に負けて、皇族の血を引く紫色の瞳の輝きを失ったアネットは、ただの町娘。
 温室育ちの娘がマッチを売り始めても、道行く人の足を止めることすら難しい。
 額に落ちた髪が風に吹かれ、歩き疲れた足の間を冷気が通っていく。
 亡国の皇女がここにいて、夜風に身を縮めているというのに、暖の一つもない。
「お願い、誰かマッチを買ってください……!」
 祈るような声は、誰にも届かない。
 ただ足早に、アネットの前や後ろを、街の人々は通り過ぎていく。
 夜が更けると、酒場の明かりもだんだんと消えて、このままでは朝になってしまう。
「……っ!」
 ────どうしよう、今夜も一束も売れない。
 立ち尽くして泣き出しそうになっても、涙を流している暇はなかった。
 そんな資格は、アネットにはないのだ。
 すべきことは、贖罪として、賢く学ぶこと、己を知ること、国を知ること。
 確実に一歩ずつだと頭ではわかっているのに、焦燥がこみ上げてきてしまう。
 彼はとても厳しく、アネットのことなどなんでも見透かしていて、陰から突然現れるのだから……。
「アネット、またマッチは売れなかったようだな」
 路地裏から、にゅっと手が伸びてきて、腕を掴まれてしまう。
「ま、待って……! まだ、朝までは時間が……」
 おろおろと言い訳をするアネットの瞳は輝きを失ってしまっているのに、彼の緋色の瞳は、獣のように爛々と輝いていた。
 その目が細められ、アネットは射貫かれる。
「仕置きだ」
「あっ……!」
 聞くことなどないと冷たく言い切られて、アネットは路地裏へ引きずり込まれた。
 どこかの商店の明かりがもれ、積まれた樽や木箱が影を落としている。
 アネットの心折れる瞬間を今か今かと待ちわびて……否、舌なめずりをして荒い息を押し殺して見ていたのかもしれない。
 腕をさらに引かれて、背中をドンッと酒場の裏手の壁へ押し付けられた。
 彼の顔が近づいてくる。
 グレアム────。
 エヴァラルドの若き皇帝。今はアネットの母国、ここリーペア帝国を制圧している。
「言い訳など許さん」
「……っ!」
 これからされる仕置きの不安で背筋がぞくっとした。
 逃れられない…………だって……。
 ────マッチは、売れなかったのだから。
 アネットの外套が酒場の石壁を擦る音がザザッとした。
 硬くて冷たい感触がするのに、これから始まるのは寒さと正反対の行為で熱しかないとわかっているから、戸惑う。
 アネットを壁へと押し付けた弾みで、グレアムの黒い艶やかな外套のフードがばさりと脱げた。
 外套で、アネットはマッチ売りの町娘のなりを、グレアムは貴族のなりをしているのだ。
 その仮面をはげば、皇族の絢爛な姿となる。
 グレアムの金色の髪が零れ落ち、悪魔のような男なのに、アネットは一瞬見惚れてしまう。
 息を呑んだのが伝わってしまえば、きっとグレアムは、自信過剰に笑って見せる。
 だから、アネットは呼吸を止めて、挑むように睨み返した。
「────」
 亡国とはいえ、皇族にこの仕打ちは……ない。
「お前はまだ自らの立場がわかっていないと見える」
「やっ……! なっ……」
 グレアムの手がバサッとアネットの外套をはぎ取る。
 剥かれた中には、皇妃の豪奢な赤いドレス。
 金の刺繍が鈍く輝き、貝桃色の幾重にもなったレースが、夜の闇を吸い込んだ色で震えていた。
 歩き疲れてくたくたとなった足に、重石のようにぶらさがっている踵の低い靴。
 じっとりと汗ばんできた絹の長い靴下。
 みすぼらしい姿を剥けば、妖艶にも見える華やかな装いが、ひどく滑稽である。
 皇族がいる場所ではないという違和感が、背徳感にすら変わってしまう。
 こんな路地裏では、特に────。
 しかも、ほとんどされるがまま、抵抗も虚しく言いなりなのだから……。
「コルセットは言いつけ通り外してきたな? ドレスの中で下着だけを脱げ」
「………………できません」
 アネットは喉を震わせ、拒絶の返事をした。
「なぜだ。お前の身体はもう、俺を受け入れるためにもの欲しげに疼いているだろう?」
「…………」
 グレアムが服越しに身体をぴったりと密着させてきて、皇帝の装いでわからなかった鍛えられた肉体が、ありありとわかってしまう。
 触れ合った着衣ごしに身体がわかるのは、グレアムもまた同じ様子で、片手でアネットの胸をドレスの上からねっとりと揉む。
「……っ、あっ……ぅ!」
「見事な胸だ。感じやすい身体は、俺がつくり上げた物だ」
 もう片方の手が、器用にアネットのドレスの中に入り、下着を乱していく。
「やっ! こ、こんなところで……っ」
「マッチが売れなかったお前に、拒否権などない。それとも、今すぐ逃げ出すか? 堕ちた皇女。このドレス姿で人々の同情心を買えば一束ぐらい売れるんじゃないか? ああ、石を投げつけられる備えはしておけよ」
 歌うように、グレアムが囁きながらアネットの尖り始めた胸の先をドレスと肌着越しに見つけて弄り始める。
 挑発のまじった蔑みと、無理やり引き込まれていく甘美な痺れが、耳と胸に同時に襲ってきて、アネットは抵抗できなくなる。
 この路地裏は、誰も来ることがない。
 グレアムは前にそう言っていたけれど、信じることなんてできない。
 ────この人は私を弄んで……いる。
 屈したく、ないのに…………。
 アネットは抵抗できなかった。
 立場も、身体も。
 これから起こることがわかってしまった肉体は、毎夜慣らされた欲望に正直で……。
 堪えても堪えても、グレアムの愛撫に身体の芯から熱いものが雫となって溜まり、溢れて零れそうになってしまう。
 彼が絹の靴下越しに足を撫で、下着で隠していた秘所へ指を這わせていく。
「あっ……っ、ん、あ……っ」
 口をきつく結んでいても、声がもれた。
 それは苦痛に耐えるためもらしたはずなのに、淫猥で甘い吐息が路地裏に響いてしまう。
 グレアムの指が、確かめるようにくちゅんと媚裂の合間に滑り込んだ。
「ひあっ……んぅ……あっ、ぅ……あぁ……」
 ぎゅっと我慢していたはずの愛蜜が、とろりと内腿を伝う。
 アネットの腹部で、グレアムが笑ったような呼気を感じる。
「はっ……もう感じているのか」
 ぐりっと柔襞を指の腹で引っかかれ、アネットはその場へと、へたり込みそうになった。
「あっ、あぁ……んぅ、違っ……あっ、うぅ……」
 指を挿入される異物感に身体が反射的にざわざわとする。
 けれど、甘美に張りつめた細い弓の弦を、掻き鳴らされているみたいで、鈍い苦しみの中に堪えきれない切なさがあった。
 戦慄き、求めてしまう。
 自分の身体ではないみたいに、獣のような正直さで、彼を欲しがってしまっている。
 屈辱に戸惑い、憎しみさえ抱いていた。
 けれど、触れられて乱されたら、全部が掻き消えて……。
 グレアムの存在しか、感じられない身体にされてしまったのかもしれない。
 今だって、こんな辱めの中でトクトクとした鼓動と共に、彼の指を愛液が甘い蜜のようにゆっくりと伝っている。
「皇女の淫らな秘所には栓をして差し上げないとな」
 悪魔のようにせせら笑ったと思ったら、グレアムが身体を合わせてきた。
 アネットの片足は、強引に持ち上げられ、秘部が露わになる。
 逃げようとした背中は、石壁に強く押し付けられ、抗おうとした両手は、ぎゅっと宙を掴んでいた。
 いつの間にか自らの服を乱して、雄々しいものを剥き出しにしたグレアムが、軽々と立ち上がるようにして、向かい合わせて突き上げてくる。
「んんっ────! うぅ……んぅ……」
 蜜壺を肉棒が貫く瞬間に、唇を熱い口づけで塞がれた。
 ずぶずぶと容赦なく入ってくる灼熱の杭は、アネットの芯を硬直させ、ごりっと強く揺さぶる。
「んぅ! ん……んぅ……ふ、ぁ……んぅ……!」
 じたばたと動けば、より深く入ってしまうのは、何度もこうされてわかっていた。
 けれど、目が眩みそうな淫靡な波を逃すすべが見つからない。
「ん……ぅ……んっ!」
 グレアムが動くたびにずぶりと突き上げ、ぎちぎちに広げられる大きな快感が起こる。
 この波が、あと少しで甘い戦慄きの絶頂になることを身体が知っていた。
「あっ……うぅ……ふ、ぁ……ぁ……んっ」
 アネットが首を振って唇から逃れると、ねっとりとしたキスの名残が唇を伝った。
「待っ……や……あっ……!」
 制止しようと彼の髪を掴んだ指が、抗えない官能に夜空の下で力なく広がる。
 口づけから解放されたグレアムは、好きに動くことができたのだから。
「ここがいいのか、アネット」
「んぅ……ふぁ……あっ、ああっ……」
 あっけなく蹂躙された身体は、貪欲に快楽に溺れてしまう。
 激しい抽送で、あっけなくアネットの頭の中は白い火花を散らして、達した。
「ああああっ……!」
 ビクビクと身体を震わせているのに、グレアムは動きを止める気配はない。
 それどころか、より深く膣奥を突いてくる。
 絶頂の向こうにある、気がおかしくなりそうな悦楽をめがけて。
「も、ぅ……や……あっ! ふぁっ……ああんっ……んぅ!」
 どうして、どうしてこんなことになってしまったんだろう────。
 快楽に呑まれないように、アネットは気丈に思考を遠くへ投げた。
 抵抗できたのは一瞬で、すぐに口から嬌声が零れてしまう。
 それでも、皇女として、恥ずべき淫らなことを拒絶したかった。
 リーペアの国について考えなければならない、義務がある。
 ────私は……私は……!
 ……ああ、なぜ?
 こんな辱めは、あってはならない。
 隣国の侵略のせい?
 お父様の悪政のせい?
 ────いいえ、愚かな皇族の罪を知りつつ、国の内側からの崩壊を止められなかった皇女である私のせい。
「余計なことを考えるな。俺に抱かれていろ」
 グレアムがアネットごと腰を振り、杭のように肉棒が奥へと刺さった。
 身体の芯が、彼になってしまう。
「んぅ……ふぁ……や、ま……たっ……あぁぁ……!」
 アネットの足の指が、大きく反りながらピンと伸びる。
 同時に、ドクドクと奥でグレアムが熱い精を放った感覚に、恍惚となる。
 ────ああ、私は……。
 愛撫に慣らされ。
 挿入に翻弄され。
 敵国の皇帝に蹂躙を許すなんて。
「…………」
 アネットは暗い寒空へ、虚ろな目をやった。
 どうして、こうなってしまったのだろう────。

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